よみがえる天平の祈り 奈良国立博物館「南都仏画」展 米国から13件里帰り 法隆寺金堂壁画の復元も

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重要文化財 不動明王および八大童子像 康円作 重命彩色 鎌倉時代(13世紀) 東京・世田谷山観音寺 ※写真は不動明王(中央)、烏倶婆迦童子(左)、清浄比丘(右) [通期展示]
矜羯羅童子 [通期展示]

 最終章「よみがえる奈良・天平の美」では、南都仏画が再評価された近代以降を振り返る。そして展示の最後には、焼損した法隆寺金堂壁画第6号壁の復元画像を初公開。焼ける前の1935(昭和10)年、壁画の色情報を残す目的で撮影された写真ガラス原板の色情報をもとに富士フイルム(東京都港区)が復元した高精細カラー画像で、当時の鮮やかな色彩をじっくりと見ることができる。失われた文化財の姿を未来へ伝える挑戦でしめくくられる本展は、来場者に文化財保護の重要性を伝え、深い余韻を残す。

 国立博物館の井上洋一館長は「奈良博としてやらなければならない展覧会。里帰りした素晴らしい仏画に加え、仏像や工芸品も数多く並ぶ、南都美術の集大成となった。空前絶後だ」と話した。

重要文化財法隆寺金堂壁画写真原板(第六号壁)からのカラー復元画像の原理図表 カラー復元画像:富士フイルム写真原板:法隆寺、便利堂

◆ボストン美術館共同企画 特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」
会場 奈良国立博物館 東西新館(〒630-8213 奈良市登大路町50番地)
会期 2026年7月18日(土)~9月13日(日) ※前期は8月16日(日)まで、後期は8月18日(火)から
休館日 月曜 ※8月10日(月)は開館
開館時間 9:30~17:00 ※毎週土曜は19:00まで。8月5日(水)~7日(金)、9日(日)~14日(金)は18:00まで いずれの日も入館は閉館の30分前まで
観覧料金(税込) 一般2200円、高大生1500円、中学生以下無料
展覧会公式サイト https://nantobutsuga2026.exhibit.jp/

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