「『Thank you』って、“サンキュー”じゃないんです」
英語を母語としないものの、流ちょうな英語を話す香港出身の留学生。日本語を学んだ経験があるからこそ、日本人が英語の発音でつまずく理由が見えてきたといいます。
声優やタレントを目指す専門学校生がこのほど、「なぜ日本人は英語の発音を苦手とするのか」をテーマに調査し、ラジオ番組で発表しました。

リポートでは、香港出身の留学生らが「Thank you」を例に、日本語と英語の発音の違いを取り上げました。「Thank」の「th」は、日本人が発音する「サ」の音とは異なり、「フェ」に近い音で、舌を歯で軽く挟むように発音すると説明しました。
また、英語には日本語にはない母音や二重母音、子音が多く、「r」のように舌の使い方が異なる音も。こうした音の違いを、日本人が英語の発音を難しく感じる理由の一つに挙げました。
さらに学生は、多くの留学生と関わる大学職員にも取材。「英語では単語同士がつながって発音されることや、日本語とは異なるリズム、普段使わない舌の動きなども、聞き取りや発音を難しく感じる」という話も紹介しました。
説明を聞いた出演者からは、「聞き取れていないと再現することも難しい。感覚だけではなく、仕組みを理解することが大事」といった声も上がりました。
一方、留学生自身も日本語の習得には約2年を費やしたといいます。日本のアニメやゲームが好きだったことが来日のきっかけでした。
番組では出演者から「日本に来て『拙者』や『~だってばよ』とは言わないと分かった?」と尋ねられる場面も。留学生は笑顔で「分かってます!」と応じ、スタジオは和やかな雰囲気に包まれました。
日本語を学ぶ中で感じた難しさと、英語を学ぶ日本人が感じる難しさ。その両方を経験した留学生だからこそ、「Thank you」という身近な一言を通して、日本人が英語の発音でつまずく理由を、自らの経験を交えながら伝えていました。
※ラジオ関西『Clip』月曜日「走れ!Clip特派員!」より





