兵庫県・但馬県民局の上田英則県民局長が、このほど、ラジオ関西の生放送に出演し、歴史遺産や観光地、食文化に恵まれている但馬地域の魅力や、人口減少という課題への取り組みについて語った。
但馬県民局は、豊岡市・養父市・朝来市・香美町・新温泉町の3市2町を所管する兵庫県の出先機関。但馬地域全体の面積は約2,133平方キロメートルで「東京都とほぼ同じ広さだが、人口は約14万4,000人と東京の100分の1ほど」だという。
2024(令和6)年に北近畿豊岡自動車道が豊岡市街地まで延伸され、神戸〜豊岡間は約2時間、姫路〜豊岡間は約1時間半と、車でのアクセスは向上している。東西を結ぶ山陰近畿自動車道は、県内51kmのうち約半分の23kmが完成し、現在は浜坂道路Ⅱ期、竹野道路、城崎道路の合計20kmの整備が進められている。
但馬地域の魅力について上田県民局長は、歴史遺産や観光地、グルメなどを挙げた。歴史的な魅力として、生野鉱山・神子畑鉱山(朝来市)・明延鉱山・中瀬鉱山(養父市)の4つの鉱山をつなぐ「鉱石の道」を紹介。坑道内は1年中12〜13℃が保たれ「それぞれの産業遺産を現地で確認してほしい」と来訪を呼びかけた。
観光では全国的に有名な温泉地を紹介。「城崎温泉(豊岡市)は町一つが大きなお宿とされ、駅は玄関、道は廊下、宿は客室、外湯は大浴場」と表現し、下駄の音を響かせながら歩く『そぞろ歩き』の魅力を語った。2025年5月には新しい城崎大橋が開通し、円山川右岸にある玄武洞との行き来がしやすくなった。
もう一つの名湯・湯村温泉(新温泉町)は、98℃の源泉が常に湧き出る日本屈指の高温泉。源泉の『荒湯』では卵やとうもろこしなどを茹でる湯がき体験ができるほか「最近では、卵サンドやポテトサラダ、プリンなどを作るコースもある。練乳のチューブを一晩浸すと生キャラメルになる」という意外な楽しみ方も紹介。「本当に(白い練乳が)キャラメル色に変わっていて、おいしかった」と自身の体験を交えて語った。



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