ヴィッセル神戸OBの田中英雄さんと近藤岳登さんが、ラジオ番組で神戸のJ1百年構想リーグ優勝を振り返るとともに、8日に初戦を迎える2026/27シーズンへの期待を語った。

神戸はシーズン移行期間に開催されたJ1百年構想リーグで頂点に立った。大会を振り返り、近藤さんは「大迫勇也選手と武藤嘉紀選手は相手の厳しいマークを受けながらも勝負どころでしっかり結果を残した」と評価。FW小松蓮選手らを含め、多くの選手が得点を重ねたことについて、田中さんは「一人が大量得点するより、いろいろな選手がヒーローになった方がチームの勢いは増す」と、総合力の高さを強さに挙げた。
J1百年構想リーグの合間に行われた、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では、アジアクラブナンバー1の座をかけて挑むも、ベスト4で無念の敗退。その後は心身のダメージも重なったのか、思うように勝点を伸ばせない時期もあった。田中さんは「ACLE優勝という大きな目標があっただけに、選手もフロントもサポーターも気持ちを切り替えるのは簡単ではなかったと思う」と振り返る一方、「1年を通してずっと良いチームはない。苦しい時期をどう耐えるかが大事だった」と話した。

優勝を決めたプレーオフの鹿島アントラーズ戦について、第1戦でハットトリックを決めた大迫選手の存在感にも言及。近藤さんは「本物のエース。ああいう試合であれだけ活躍するのは役者が違う」と絶賛した。
J1百年構想リーグMVPについて近藤さんが大迫選手を選んだ一方で、田中さんはDF酒井高徳選手にフォーカス。「高徳選手がいるから、大崩れしなかっただろうなと思う。行動でもプレーでも伝えてくれる」と、背番号24の存在の大きさに言及した。

一方、Jリーグは今シーズンから秋春制へ移行する。近藤さんは「移籍がしやすくなり、海外との流れもスムーズになる。日本サッカー全体のレベルアップにつながると思う」と制度変更に期待を寄せた。
新たな2026/27シーズンの注目選手として、近藤さんはプレーオフラウンドでの奮闘が目立ったDFンドカ・ボニフェイス選手を挙げ、「戦うときは本当に強く、ディフェンス陣の中でレギュラーをつかむ姿を見たい」とエール。田中さんは、けがからの復帰を目指す神戸アカデミー出身のFW佐々木大樹選手にスポットライトを当て、「山川哲史選手もそうだが、トップチームまで上がって活躍しているのは、活躍プラスアルファの影響がチームにあるもの。すごく頑張ってほしい」と語った。
番組の最後には、クラブへの思いも語った。近藤さんは「今までのチーム、選手、スタッフ、サポーターがあったから優勝できたとみんなが言ってくれる。その『今まで』に自分が含まれていることがものすごく誇らしい」と話し、「ヴィッセル神戸に関わるすべての人にありがとうと伝えたい」と感謝を口にした。
田中さんも「ヴィッセルに関わるすべての人が紡ぎ合わせてきた結晶がこの優勝。神戸の歴史や財産になっていくと思う。次回の優勝も全員で笑顔で迎えたい」と語り、新シーズンへの期待を込めた。
※ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸 ヴィッセル神戸優勝特番』(2026年6月30日放送)より





