するとおっちゃんは、走ってくる車に向かって頭を下げながら手をゆっくりと振るようなポーズでお知らせします。すると車は、減速して徐行。コウノトリの前で停車してくれて、コウノトリは安心したようにゆっくり横断していきました。



おっちゃんは、停まってくれた車、反対車線や後続車の運転手に「ありがとう、ありがとう」と言いながら頭を下げてはりました。
こうやってはるのは、いまこのときだけやなく、この夏毎日ずっとなんですって。「この子が心配で心配で」とおっしゃってはりました。
「なんとかなれへんのかなあ〜。どないかできひんのかなあ〜」と思うんですが、そうなんです。コウノトリは国の特別記念物ですから、勝手に手当てや保護をすることはできないんです。
おっちゃんは、「見守るしかないねん……」といいます。
おっちゃんの見守りとドライバーの理解でなんとかなっていますが、この現状・現場を目の当たりにして、私も「ほんま〜なんとかなれへんのかなあ〜。どないかできひんかなあ〜」と思いました。

※ケガをしたコウノトリが横断していたのは、県道384号線と県道381号線が重複した兵庫県加古郡稲美町の中村あたりなんで、ドライバーの皆さんは気をつけたってください。
※ラジオ関西『バズろぅ!』2026年8月15日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)






