神戸市とスターラックス航空(台湾)、関西エアポートは21日、共同記者会見を開き、神戸空港と台湾南部の都市・高雄を結ぶ国際チャーター便を2027年1月1日から運航すると発表した。神戸―高雄線は毎日1往復で、神戸空港にとって初めての高雄線となる。すでに同社が運航する台北、台中線と合わせ、神戸から台湾北部、中部、南部の主要3都市へ直行できる体制が整うことになり、観光だけでなくビジネスや文化、スポーツなど幅広い交流の拡大が期待される。スターラックス航空は同日から航空券の販売を開始した。

新路線は現地時間で高雄を午前8時25分に出発し、神戸に午後0時15分に到着。折り返しの神戸発は午後1時15分、午後4時に高雄へ到着する。運航は毎日で、使用機材はエアバスA321neo。ビジネスクラス8席、エコノミークラス180席の計188席を備える。スターラックス航空は2025年4月、神戸空港の国際化とともに神戸と台北・台中を結ぶ直行便を開設しており、今回の高雄線によって神戸とのネットワークを台湾南部へも拡大。2027年1月からは、台北、台中、高雄の3路線で週合計21便となる。
高雄は人口約271万人を擁する台湾第3の都市。港湾・産業の拠点であると同時に、観光や文化の中心地でもある。港の風景や歴史文化、台湾グルメに加え、大型コンサートや国際的な音楽イベントも盛んだ。神戸と高雄はともに港湾機能を基盤に産業や交流を発展させてきた歴史を持ち、神戸港と高雄港は2017年に交流促進のMOU(覚書)を締結している。今回の直行便は、こうした都市間のつながりをさらに具体的な人の往来へと発展させる契機となりそうだ。
神戸市によると、神戸空港の国際線利用者数は累計70万人以上で、今年7月は過去最高の約5万8000人に。前年同月の約4万4000人から1万人以上増加した。会見で久元喜造市長は「高雄は国際港湾都市で、神戸と似ているところがある。今回の就航で高雄とのつながりがさらに深まり、両都市間の交流がいっそう拡大するだろう。今後は観光面だけでなく経済関係も期待したい」と述べた。
一方、スターラックス航空によると、同社の神戸―台北・台中路線の搭乗率はいずれも約9割と好調。同航空の劉允富最高戦略責任者は新路線も同水準を目指したいとし、「関西圏から高雄をはじめとする台湾南部を訪れるお客の増加にもつながるのでは」と期待を寄せた。





