サッカー・女子、WEリーグで連覇を目指すINAC神戸レオネッサ期待の若手2人が、そろって結果を出した。
ともに17歳の大田ありす選手と岸田優花選手が、6日に相模原ギオンスタジアム(神奈川県相模原市)で行われたノジマステラ神奈川相模原とのアウェイ戦で、チームの2点目と3点目となる得点を記録。WEリーグ初ゴールを決めた彼女たちの活躍もあり、チームは4-1で勝利をおさめた。
大田選手は8日、神戸レディースフットボールセンター(神戸市東灘区)での公開練習後に取材に応じ、N相模原戦の後半29分のゴール、右足でのミドルシュートについて「得意な形。ようやくゴールができてうれしい」と笑顔を見せた。

京都府出身の大田選手は、INAC神戸アカデミーの中学年代のチーム、INAC神戸テゾーロ所属時、2024年8月に育成組織TOP可選手としてトップチームに登録された。その後、高校年代のINAC神戸レオンチーナ在籍時の昨年11月に、WEリーグカップで公式戦に初出場。昨シーズンはリーグ戦2試合、カップ戦3試合に出場した。
中盤でのダイナミックな動きと、果敢にボール奪取するアグレッシブなプレーが魅力の背番号20は、先輩の選手たちからもいろいろと教えられているといい、「ボールを受けるところを伸ばしたい。ポジショニングだったり、声掛けだったりもそうですが、ボールを出してもらうためにはチームメイトから信頼してもらわないといけません。信頼を勝ち取って、たくさんボールをもらうことで、できることもいろいろあると思います」と力を込める。
一方、N相模原戦の後半33分に左足でゴールを決めた岸田選手は兵庫県の出身。大田選手と同じ2009年生まれだが、早生まれのため学年は一つ上となる。2026年7月に育成組織TOP可選手としてトップチーム登録され、8月22日の今シーズン開幕戦でWEリーグデビューを飾った。
トップチームでは右のサイドハーフとして途中出場する形が続いている岸田選手だが、大田選手によると、アカデミーの高校年代のチームであるINAC神戸レオンチーナでは、ともにインサイドハーフを務めることも多いという。
足もとが巧みで得点感覚にも優れた2人。大田選手は岸田選手について、「チームメイトですが、ライバルです」とコメント。若い2人が切磋琢磨することで、実力者ぞろいのトップチームに新風を吹き込んでいるのは間違いない。

2人は9日に日本サッカー協会が発表したU-17(17歳以下)日本女子代表候補の国内合宿メンバーにも名を連ねた。5月に開かれたU-17女子アジアカップ中国大会では、大田選手が日本代表メンバーに追加招集されて存在感を発揮。10月にモロッコで開かれるU-17女子ワールドカップ(W杯)メンバーの有力候補にも挙がっている。また、INAC神戸で結果を残し続けることで、岸田選手も選ばれる可能性がある。
「個人的にはギリギリだと思っているので、もっともっと頑張っていきたい」と大田選手。INAC神戸が誇る17歳の2人が、世界を驚かせるかもしれない。(北川信行)






