バレーボール・SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路。10周年という節目の年を迎えた2026-27シーズン、飛躍が期待される選手たちに話を聞く。今回は、9月19日に20歳を迎えたばかりの若きホープ、姫路2年目となるオポジットの河俣心海選手に、新シーズンへの意気込みなどを聞いた。

――昨シーズン、率先してチームを盛り上げている姿が印象的でしたが。
【河俣選手】 高校生のときは試合に入ってコートの中でどうやって盛り上げたらいいんだろうと考えていましたが、この(SVリーグの)舞台でコートに入る(試合に出る)のが難しい中、チームで最年少の私が、コートの外から自分は何ができるんだろうと。そう考えたとき、チームを盛り上げて、それでみんなが笑顔になればという思いでやっていました。
――ムードメーカーとしての奮闘ぶりもあり、ファンに愛されている印象があります。
【河俣選手】 試合が終わった後、「今日も良かったよ」と言ってくれたりして、「見てくれてるんだな」と。すごいうれしいです。
――同期で一緒に入った秋本美空選手(→ブスト・アルシーツィオ/イタリア)、矢田和香選手(→KUROBEアクアフェアリーズ富山)が他クラブへレンタル移籍。寂しさもあるのかなと思いますが。
【河俣選手】 やっぱり同期がいないと、ひとりなので、たわいもない話というか、そういうのができなくて、心がちょっと寂しいというのはあります。でも、他のチームで2人は頑張っているので、その分、自分の中でいい機会ととらえて、自分をもっと高めていきたいなと。一人になって改めてそう思いました。また3人で集まれたら、その時に「上手くなったね」と話せるように、まずは自分が頑張ろうと思いました。

――新シーズンで、一番伸ばしたいところ、アピールして出したいプレーは?
【河俣選手】 自分は意外と試合になると、キャプテンみたいなリーダーシップではなくて、「ついていく」というタイプだったんですが、今は練習中とかもなるべく自分から声を出したり、わかんないところをそのままにしないで、ちゃんと聞いたり、自分にプラスになることを探して取り組んでいます。
――チーム内でもポジション争いのライバルがいる中、出場時に果たしたい役割?
【河俣選手】 やっぱりムードを変えるっていうところが大事だと思うので。入った時にミスを恐れるんじゃなくて、それをチャンスにして、自分のものにしていきたいなと思ってます。

――今年のトピックとしては、背番号が9番に変わりました。「9」という数字への思い入れは?
【河俣選手】 私は9月19日が誕生日で、「9」が並んだり、その数字がもともと好きだったので。それと、昨シーズンまで姫路にいた渡邉かやさん(現、東レアローズ滋賀)のことが大好きで、(渡邉選手が付けていた)「9」がいいなというのも、1つあります。東レアローズさんに移籍されましたが、たまにSNSを通じて流れてくるかやさんを見ると、なんかうれしくなって「元気そうで良かったな」と。プレーしている姿を見るとこちらも元気になるので、それを糧にして頑張っています(笑)。
――渡邉選手と一緒にいて学べたことは?
【河俣選手】 良い時も悪い時もすべて、プレーがいい意味で安定していたところが、自分の中で、かやさんの憧れるところ。やっぱりプレーが安定していないと、その日の調子が悪かったり、悪すぎたり良すぎたりすると監督も使いにくいと思うので。かやさんみたいに常に安定している選手になりたいなと思っています。
――今年もレギュラーシーズンは長丁場になりますが、長いシーズンだからこそ気を付けたいことは?
【河俣選手】 昨シーズンは試合に出れないショックが前半まではあったんですが、後半は試合に出なくても、自分に何ができるかを考え続けていたら、気持ちの保ち方は安定してきました。今シーズンは試合に入れたらもちろんうれしいですが、たとえ出られなくても、自分のできることをして、(コートに)入れた時はチームのために得点を稼いだり、チームの空気を変えたり、今年は(これまでと)違う姿を見せられたらなと思います。





