神戸市は17日、ことし冬に予定されていた「第26回神戸ルミナリエ」の開催中止が決まったことを明らかにした。1995年の初開催以降、中止となるのは初めて。
阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めて、毎年12月に開催されてきた神戸の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」。例年およそ350万人が来場し、会場や会場までの誘導路は大変な混雑となる。
こうした例年の状況を踏まえると、新型コロナウイルスの感染を広げてしまう恐れがある“密”の環境が回避できないことや、作品設置にあたるイタリア人職人らが入国できない可能性があるため、開催中止を決めたという。
神戸ルミナリエ組織委員会は「ルミナリエの開催趣旨を考えると、感染拡大防止を優先すべきという判断に至った」とコメントしている。