元プロ野球選手、新庄剛志プロデュースの新曲「%1」(イチパーセント)をリリースした、アーティストのHARTY(ハーティ)が、ラジオ関西の番組に出演し、新庄とのエピソードなどを披露した。
「%1」は、AMAZON限定シングルとして2020年8月19日にリリース。新庄はプロデュースの他に、作詞・作曲にも関わっている。
HARTYは大阪出身のアーティストで、高校時代には野球で甲子園出場を果たしているが、野球を始めたきっかけは新庄だったという。
「実は、新庄さんが、1軍の試合で初めてバッターボックスに立った日に、当時小学1年生だった僕は初めて阪神甲子園球場に行ったんですよ。そこで、新庄さんが打った初ホームランを見た瞬間に『この人になりたい!』って思ったんです。その新庄さんと一緒に曲をつくることになるとは……、自分でも、もうわけわかんないです(笑)」(HARTY)
新庄は、昨年、インスタグラムで現役復帰を目指すと表明し話題となった。
HARTYは、新庄のインスタグラムをフォローしたところ、突然、本人からダイレクトメッセージが届いたという。
「なんと、あのスーパースターから『僕は歌をうたっている人をすごく尊敬しています。もっともっと聴いて下さっている神様、お客様に最高の歌を届けて下さい』ってダイレクトメッセージが突然来たんですよ。僕は、パニックになって指を震わしながら『僕も新庄さんに負けないようにもっともっとたくさんの人に最高の歌を届けられるように頑張ります』と返事を送ったら、1分もしないうちに返事が返ってきて『HARTYくん、僕を超えるなんていうちっぽけな目標は今すぐ捨て去って、バカでかい目標を立てて、そのバカでかい目標に向かう過程を、頑張るんじゃなくて楽しむんだよ』って……、どこまでかっこええねんと」(HARTY)
そんな、やり取りの後に、新庄から現役復帰したときの登場曲を歌ってくれないかとの話があり、HARTYは、いてもたってもいられずに、当時、新庄が住んでいたインドネシアのバリ島に行くことを決意する。
「でもね、新庄さん意地悪なんです。行くと連絡してから1か月間、何回、ダイレクトメッセージを送っても返事が来ないんですよ。でも、チケットとったからとりあえず関西国際空港に行ったら、朝の5時半くらいに新庄さんがインスタライブを始めたんですよ。僕はもう無視されていると思っていたけど、インスタライブに入ったら、新庄さんが僕に気づいて、『HARTYくん、今日、来るんだね! 僕は君を試したんだよ、バリ島で待ってるよ!』って、本気かどうか試されていたんです。うれしすぎて、ああよかったーと思ったと同時に、いらだちが芽生えて、『この人バカじゃないか』と思って(笑)」(HARTY)