お笑いコンビ・マユリカが、22日放送の冠ラジオ番組『マユリカのうなされながら見た夢のあとで!』(ラジオ関西)で、辞退することとなった第9回ytv漫才新人賞決定戦について語った。
2011年にコンビを結成して以来、お笑いの賞レース決勝には無縁だったマユリカ。8月2日に行われた『第9回ytv漫才新人賞決定戦』はコンビにとって念願の舞台だった。しかし、大会数日前、ツッコミの中谷がともに仕事をした人物が新型コロナウイルス陽性の診断を受けることに。濃厚接触者にあたる可能性があるとして、大会の出場をあきらめざるを得ない状況となってしまった。
マユリカの欠場が大会冒頭にアナウンスされてからは、SNSでも二人を同情する投稿が相次ぎ、「マユリカ」がトレンド入りするほどだった。同期の霜降り明星、後輩のからし蓮根が過去に優勝し、M-1グランプリ決勝という大舞台へステップアップするきっかけとなった同大会。そこにかける思いはとても大きかったようで、棄権が決まった瞬間、中谷は相方の阪本に電話で号泣しながらその無念さを叫んだという。「なんで同じ気持ちの俺が慰めなあかんねん!」と阪本も振り返った。
そして、そんな悲痛の二人を勇気づけたのが、芸人仲間からの温かい言葉だったと明かす。中谷によると、尼神インターの誠子がすぐにLINEをくれたようで「今度おっぱい見せてあげるから元気だして」とひとこと。同じ神戸出身の先輩からのユーモアたっぷりの激励だ。他にも、ツートライブたかのりからは「ドラマのはじまりや。こんなの経験した芸人はおらんからな」と困惑するほど熱すぎるメッセージを受け取ったという。
この棄権の他にも、恋人に浮気されて破局するといった不運な出来事が続いているマユリカ。たまらず、お祓いにいくことを検討するも、阪本はお祓いすることで「お前(中谷)が苦しんで消えてしまうんじゃないか」と危惧しスタジオの笑いを誘った。おはらいに行くかはさておき、この前代未聞の経験をバネにし、躍進する彼らの今後に期待したい。
※ラジオ関西 よしもとのびしろアワー『マユリカのうなされながら見た夢のあとで!』2020年8月22日放送回より
『よしもとのびしろアワー』公式ブログ
https://jocr.jp/nobishiro/