コロナ禍の需要は宅食にあり! 甘酒・味噌ダレ・米糀を製造する神戸の「たかた」 新たな商品開発に意欲 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

コロナ禍の需要は宅食にあり! 甘酒・味噌ダレ・米糀を製造する神戸の「たかた」 新たな商品開発に意欲

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 ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西)。9月1日の放送回では、株式会社たかた(本社:神戸市西区高塚台)を訪問し、代表取締役社長の櫻井義大さんに、コロナ禍での状況、主力商品の取り組み、今後の展望などについて、話を聞いた。

 味噌や甘酒、米糀、調味タレ類全般を製造している、株式会社たかた。本社には、直接本社へ買いに来る顧客へ向けて、玄関先に直近で開発した商品が並べられている。

たかた

 コロナの影響について、「一番影響が大きかったのは外食系で、それから旅館、百貨店系の取引先様も影響が大きかったです」と話す、櫻井さん。一方、一般商品は逆に売れており、「業務用商品といっても、最終的にスーパーでは商品の動きが良かった」と、すべてがマイナスというわけではなく、一部の顧客向けは好調だったそうだ。

 近年、甘酒を主力に開発を進めている同社。最近では甘酒のアイスクリームを商品開発。社員が甘酒のいろいろな食べ方を模索するなか、甘酒を冷凍しシャーベットにするとおいしいという。

「商品化するにあたって委託先でアイスという形に加工してもらうと、甘酒とアイスが相性が良くて非常に仕上がりがいいものになりました」(櫻井さん)。甘酒のアイスは果樹類の甘味と違い、甘酒のふんわりと広がる優しい甘みが特徴。期間限定ではなく通年で販売している。

 また、もう1つの主力商品、味噌について、櫻井さんは「ここ数年国内においける消費量が下がってきている」と話す。最近はようやく消費量が横ばいになってきているが、「いかに消費者の皆様にお味噌を使って料理をしてもらうか」を考えているとのこと。

 味噌を料理に使うのには調理時間がかかったり、仕込みが大変だったりといろいろと手間がかかってしまうもの。そこで同社はそういった部分を省いてしまおうと、餃子用の味噌ダレやカレー風味の鶏ミンチが入ったカレー味噌といった味噌ダレシリーズの商品開発も進めている。

 今後について「その時々で需要の変化は感じるんですが、こういう状況(コロナ問題)になったことで、宅食や宅配の需要は事態が収束したとしても見直されて、ある程度需要が高まった状態になると思うんです」(櫻井さん)と、宅食に向けた需要に注視。「宅食やお持ち帰り向けに使えるようなタレや調味料の商品開発、展開をしていきたい」と述べていた。

三上アナと
株式会社たかた代表取締役社長の櫻井義大さん(右)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました

神戸で創業70年・糀と甘酒の株式会社たかた
http://www.takata-foods.com/


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年9月1日放送回 音声

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