余ったそうめんが絶品の洋食に早変わり 西宮の土筆苑で楽しむ「洋めん」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

余ったそうめんが絶品の洋食に早変わり 西宮の土筆苑で楽しむ「洋めん」

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 めんつゆに浸してつるつるとした食感を楽しむそうめんは、日本の夏の象徴と言える料理のひとつ。しかし夏の終わりには余ってしまった……そんな経験が一度はあるだろう。家庭でアレンジレシピを試すほかに、プロの手を借りる方法がある。西宮の洋食店「土筆苑(つくしえん)」に持ち込まれたそうめんを、シェフがパスタやドリアのような本格的な「洋めん」にアレンジする。

土筆苑

 同店が考案したアレンジレシピは、(1)「ミラノ風そうめんドリア」、(2)「そうめんとえびのガレット」、(3)「4種のチーズと生ハムのそうめんパスタ」の3種類。

「ミラノ風そうめんドリア」は、ご飯の代わりにそうめんを使うが、ゆでた後にまず自家製のケチャップでナポリタンを作ることでミートソース、ホワイトソース、デミグラスソースに味が乗る。たっぷりのチーズを載せてオーブンで焼き上げる。味、特に塩気のバランスが絶妙で、洋食屋のプライドを感じる一皿だ。

土筆苑

 ガレットはフランス料理でのひとつで、他のアレンジとは調理法から違う。「そうめんとえびのガレット」では、フライパンの油で、海老とマッシュルームと一緒にそうめんを揚げることで、たとえるなら皿うどんのような見た目、食感となる。そこにえびの殻を炒めて作ったアメリケーヌソースをかけて崩しながら食べる。とても高級感がある味わい。

土筆苑

 冷製パスタは家庭で再現しやすい分、洋食店ならではの具材の多さ、組み合わせの多彩さが意識した。「4種のチーズと生ハムのそうめんパスタ」では、少し硬めにゆでたそうめんを自家製のラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)と合わせ、イチジクと4種のチーズ(ゴルゴンゾーラ、カマンベール、ミモレット、パルミジャーノ)、削りたてのプロシュートハムを加える。それぞれの食材の愛称は抜群で、イチジクとプロシュートハム、チーズとトマトなど、様々な味わいが楽しめる。

土筆苑

 同店シェフの大谷隆史(おおたに・たかふみ)さんは、「特に家族で“洋めん”を楽しんでもらい、おうちでのアレンジのヒントにしていただけたらと思います」と話す。


洋食とワインのお店 土筆苑
兵庫県西宮市高松町11-2
電話 0798-65-3366
営業時間
・ランチ 11:00~15:30
・ディナー 17:00~22:00
※ラストオーダーはいずれも30分前、月曜定休

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