昨年芸歴20周年を迎えたフリーのコント師、チョップリンが、自身の冠ラジオ『日曜チョップリン』で、コロナ過における現在の状況を語った。また、放送ではチョップリン小林幸太郎の宝くじにまつわるエピソードで盛り上がった。
2020年初頭に長年所属した松竹芸能を事務所を離れ、フリーになったチョップリンの小林と西野恭之介。所属最後となる単独ライブもコロナで中止に。以降、ほとんど舞台に立つ機会がなかったが、久しぶりに後輩のイベントに出演したことを報告した。
仕事激減の余波と、以前の放送で西野が「宝くじの高額当選者のイニシャルはK・Kが多いらしい」と話したのを受けて、このたび、イニシャルK・Kの小林が一攫千金を夢見て、数字選択式の宝くじ「ロト6」を購入。「この日に買うのが良い」との助言を信じて買ってきた「ロト6」の選んだ数字には自らのこだわりを入れ、好きな野球選手の背番号で固めた。
その内訳は、かつて阪神タイガースや阪急ブレーブスで活躍した個性豊かな選手たちの背番号。俊足の外野手・北村照文氏の5、ドラフト1位左腕の猪俣隆氏が担った17、守護神として君臨した中西清起氏の19、阪急やオリックスブレーブス(ブルーウェーブ)で活躍後にFA移籍加入した好打者・石嶺和彦氏の29、そして、もう1つは、小林いわく「元阪急の溝口選手の番号」という35……。兵庫にゆかりのある番号で一点勝負だ!
しかし、結果は、はずれ……。悔しがる小林だが、結果は当然の報いかも。なぜなら『溝口』なる選手は阪急には所属していない。35は、おそらく、阪急・オリックスを経て阪神に移籍し再起を果たした古溝克之氏の背番号と推測される。人まちがいをして当選しようなどとは虫が良すぎるというものだ。ただし、スタッフが同じ数字を別の回で確認したところ、5等に該当(1000円)。そのため「日付がよくなかった」ということで、リベンジすることになった。
その後、「一攫千金の夢が破れた後に読んでください」とスタッフから渡されたおたよりに、二人は仰天。内容はなんと「結婚式の余興に来て欲しい」という仕事の依頼だった。おたよりにはペンネームの記載もなく、見積もりを欲しいというガチの内容だったため、詳しく読まず「後ほどご連絡します!」と、突如現れた“救いの神”に感謝していた。
宝くじなど当てにせず、コツコツ働けという“おとぎ話”のような教訓を、身をもって味わったチョップリンの二人だった。