宿場町にタイムスリップして楽しむ五平餅づくり 信州塩尻・奈良井宿 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

宿場町にタイムスリップして楽しむ五平餅づくり 信州塩尻・奈良井宿

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 深まる秋、こころときめく女子旅にぴったりなのが神戸から空路で1時間の“信州”です。

 信州といえば国宝「松本城」や趣ある街並み、温泉地、北アルプスなど、1年を通して楽しむことが人気の観光地。関西と信州を結ぶ唯一の定期便であるFDA(フジドリームエアラインズ)の神戸~松本便(神戸空港~信州まつもと空港)もあって、これまで以上に関西に近い存在となっています。

 そんな信州で歴史を感じさせる街並みで訪れる人を惹きつけてやまないのが、塩尻市の奈良井です。

 木曽路の宿場町で最もにぎわったといわれるのが「奈良井宿」。「奈良井千軒」とも呼ばれ、広い土間や千本格子の美しい街並みがおよそ1キロに渡って続きます。今回訪れたのは、その中にある、「お食事処・甘味処 こころ音」。店の中には囲炉裏もあり情緒を感じながら五平餅づくり体験ができます!

千本格子の美しい街並みが続く奈良井宿
千本格子の美しい街並みが続く奈良井宿
奈良井宿で地元の味を楽しめる「お食事処・甘味処 こころ音」
奈良井宿で地元の味を楽しめる「お食事処・甘味処 こころ音」

 五平餅といえば、木曽路の郷土食。ごはんをつぶして形作ったものを焼いてタレをぬっていただきます。わらじ型のイメージが強いですが、京都と江戸を結んだ中山道の各宿場で形や味が異なるそうで、奈良井宿では、円型の五平餅が食べられてきました。ごまダレ、くるみダレ、山椒ダレなど醤油や味噌ベースのタレは、奈良井の各家々の味が伝わっており、「こころ音」さんでは黒ごまとエゴマの2つの味でいただきます。

五平餅づくり体験は、黒ゴマをすりつぶすタレづくりから。
五平餅づくり体験は、黒ゴマをすりつぶすタレづくりから。
硬めに炊いた白ご飯も荒くつぶして、自分の手で整えます。
硬めに炊いた白ご飯も荒くつぶして、自分の手で整えます。

奈良井型ともいえる円型の五平餅を囲炉裏にセット!
奈良井型ともいえる円型の五平餅を囲炉裏にセット!
瀧澤家の味である黒ごまダレ(右)とエゴマダレ(左)。「祖母の味を孫の息子が受け継いでくれています」(瀧澤孝子さん)
瀧澤家の味である黒ごまダレ(右)とエゴマダレ(左)。「祖母の味を孫の息子が受け継いでくれています」(瀧澤孝子さん)

 もともとは奈良井を通っていく旅人が、前日の夜に残ったご飯を小さくにぎって焼いたもの。その名残で食べられるようになったそうで、地元の皆さんはおやつ代わりに親しんできました。できた五平餅を頬張ると、黒ゴマの香りと甘さが、口いっぱいに広がります。

「こころ音」の瀧澤孝子さん(右)と、ナビゲーターの慶元まさ美さん(左)
「こころ音」の瀧澤孝子さん(右)と、ナビゲーターの慶元まさ美さん(左)

◆お食事処・甘味処「こころ音」
〒399-6303 長野県塩尻市奈良井368
電話 0264-34-3345
営業時間 AM11:00〜PM2:30(夜の営業は要予約)
休日 不定休

五平餅づくり体験
料金 1人1200円(学生1000円)
※お昼のお客様との兼ね合いがありますで事前のご予約を忘れずに
※体験だけでなく、五平餅御膳や各種季節料理を楽しむことも可能
空港からの所要時間:信州まつもと空港から車で40分。

中山道・木曽路 奈良井宿観光協会ホームページより(「こころ音」)
https://www.naraijuku.com/shop/post-26/

FDA(フジドリームエアラインズ)
https://www.fujidream.co.jp/

(ラジオ関西『PUSH!』2020年11月10日放送「信州女子旅!きらめき旅☆2nd」より)

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