今秋に神戸国際展示場で行われた『国際フロンティア産業メッセ2020』。その西日本最大級の産業総合展示会と同時開催されたのが、「こうべしんきん ビジネスメッセ 2020」だ。今回、ブース出展社のなかから、株式会社アグロワークス(本店:兵庫県神戸市垂水区名谷町)法人営業部長の松尾勝行さんにコロナ禍の情勢や同社の取り組みを聞いた。
プロにも認められる“働く人がカッコいい”と思わせる作業服を提供する、アグロワークス。兵庫県を中心に『KeyPoint』、『AgroWorks』という店舗を運営している。
近年、作業服といえども、作業服に見えない見た目が増えてきているが、その要因として松尾さんは「1日の半分を占める着用着なので、動きやすさを追求する方が増えた。また、雇用促進の問題があり、若い人に職人さんになってもらおうという経営者の人が増えて、カッコイイ作業服をお買い求めになる方が多い」と分析。今年の夏は暑かったこともあり、空冷服の売り上げが店売りで昨年と比べ130パーセントほど上がったという。
コロナ禍での同社は、母体がホームセンターということもあり、マスクや消毒液、フェイスシールドなどを販売。「その辺の需要も多くのお客様に貢献できたのかなと思います」(松尾さん)。
一方、冬場の作業服に関して、何枚も着込むより、薄着で温かいものを追求。「一番動きやすい形ということで、インナーシャツも昨年以上に機能も増やしていますし、アウターと呼ばれるジャンパーもそれなりに薄手で暖かいものになっている。いずれもストレッチ性は欠かせない素材」と、今のトレンドを紹介。「(作業服に)どうインパクトを与えるかなど、我々は考えさせてもらって提供させていただいている」と、試行錯誤の様子を語っていた。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年11月24日放送回より
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年11月24日放送回 音声