兵庫県警、尼崎市に『特暴隊』投入「2つの山口組」対立抗争、沈静化図る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警、尼崎市に『特暴隊』投入「2つの山口組」対立抗争、沈静化図る

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特定抗争指定暴力団「六代目山口組」と「神戸山口組」。尼崎市で11月、相次いだ発砲事件を受け、兵庫県警は19日から特別暴力団対策隊」(特暴隊)を現地へ投入し、組事務所や組員の居宅周辺の監視活動を続けている。警戒態勢の強化と、住民の不安の解消が狙い。特暴隊の人数について、兵庫県警は捜査に支障が出るとして明かしていない。

兵庫県警「特暴隊」体制は非公表

 特暴隊は2017年5月、尼崎市の神田地区や神戸市の三宮地区など歓楽街での暴力団によるみかじめ料徴収など、活動を封じ込める目的で結成した。今回の発砲事件を受け、目標を抗争の沈静化に切り替えた。暴力団専従捜査員や、各警察署でパトロールを担当する警察官から構成される。
 

兵庫県警・特暴隊発隊式(2017年5月31日 神戸市中央区)

 尼崎市は、兵庫県警に対し、暴力団事務所と認定された建物以外の関係先でも組員の活動を制限できるよう、法令改正も含めた検討を要望した。市の担当者は「住宅を事務所のように使うケースもある」と指摘。兵庫県警は「総動員態勢で一刻も早く、住民の不安を取り除きたい」と回答した。

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