尼崎市で11月3日、特定抗争指定暴力団・神戸山口組直系団体組長(64)と幹部(61)が銃撃された事件で、兵庫県警は30日までに、幹部に対する殺人未遂容疑で、対立する特定抗争指定暴力団・六代目山口組直系団体幹部(52)を再逮捕し、追送検した。兵庫県警は認否を明らかにしていない。
再逮捕容疑は3日午前11時35分ごろ、尼崎市稲葉元町2丁目のコンビニエンスストア付近の路上で、幹部を殺害しようと拳銃で撃ち、左手に大けがをさせた疑い。5日、尼崎南警察署へ出頭、一緒にいた組長への殺人未遂容疑で逮捕された。尼崎市では18日未明、銃撃現場から約1キロ離れた六代目山口組関係者の居宅とみられる民家に銃弾3発が撃ち込まれる事件が発生。兵庫県警は対立抗争事件として調べている。