一般社団法人奈良県ビルメンテナンス協会主催の「ビルメンテナンスこども絵画コンクール in 奈良」入賞者の表彰が、12月5日、奈良県橿原市で行われた。
このイベントは、全国ビルメンテナンス協会が毎年開催する「こども絵画コンクール」を前に、奈良県内全市町村の幼稚園・保育園(所)・小学校の児童を対象に開催されたもの。奈良県ビルメンテナンス協会では、今年初めて独自の表彰制度として、「ビルメンテナンスこども絵画コンクール in 奈良」を実施。全国コンクールのテーマ「未来のおそうじ」に、奈良独自の副題「~コロナに負けない清潔環境~」を加えたなか、24の学校・団体から約500点以上の作品が集まった。
奈良県ビルメンテナンス協会の森脇信之会長と若原邦弘副会長、奈良芸術短期大学の平田泰延教授、奈良県在住の画家・井上勝彦さんが審査員を担当。10月12日の審査会では、全応募作品のなかから、会長賞・金賞・銀賞・銅賞各1名と、学年賞、佳作を合わせて、44点を選出した。
また、全国コンクール「第14回ビルメンテナンスこども絵画コンクール」に進んだ作品では、全国協会会長賞に1点、他銀賞、銅賞合わせて21点が入賞という結果を残した。
入賞作品をはじめ、全国・奈良県内受賞作品を含む約200作品が、12月1日から15日まで、近鉄百貨店橿原店7階レストラン街で展示されている。
コンクールの応募作品の権利関係は全国ビルメンテナンス協会に帰属するが、来年以降の同コンクールの周知や拡大を目的に、作品の展示用の貸し出しも行うことができるようになるとのこと。
5日の授賞式では、入賞者の児童が両親や祖父母らと参加。賞状や記念品・副賞の図書カードなどを小さな身体で腕いっぱいに抱えて誇らしそうに記念写真に収まっていた。
審査員を務めた画家の井上勝彦さんは、講評のなかで「審査員の先生方とすべての作品に目を通した。関節が自由に曲がるUFO・コロナウィルスを吸い込む収集車・また、逆に『ウイルス』が地球を掃除しているさまなど、子どもらしい自由な発想のなかに未来(の掃除)へのアイデアがふんだんに描かれ、驚いたり、感心したりの連続だった。なかでも、全国協会会長賞作品『AIがビルをお掃除しているところ』は何ともかわいらしい、羽根の生えた妖精のようなAI(の女の子)がにこにこ笑いながらビルの外壁や窓を掃除しているのだが、我々が眠っている『深夜』に活動・仕事をしている『健気な心遣い』には感服した」と語っていた。
◆「第14回ビルメンテナンスこども絵画コンクール」
https://www.j-bma.or.jp/concours_top/