新型コロナウイルスの感染拡大・第3波が押し寄せ、さらなる外出自粛や飲食店の時短営業要請は私たちの生活に変化をもたらそうとしている。2020年から2021年、クリスマス・年越し・初日の出・初詣などのイベントは、従来の形から大きく変わりそうだ。
こうしたなか、伏見(京都)、灘(西宮)、播磨(宍粟)で挑戦を続ける日本酒メーカーが、この冬おすすめする商品を3回にわたって紹介する。年末年始の「おうち酒」、新たな味わいとの出会いを。
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「其の壱」は月桂冠株式会社(本社・京都市伏見区)。寒い季節におすすめのお酒『温めてもおいしい』シリーズのリキュール、「甘口レモン」「ライムジンジャー」「焼きりんご」の3アイテム(各720mL瓶)を、秋冬の季節限定で全国発売(2020年9月14日~2021年3月末)。いずれも日本酒をベースにしたリキュールで、寒い夜のリラックスタイムに、体を内側から温める「温活」をサポートするような商品。(※記事中の画像は月桂冠株式会社・提供)
月桂冠は、国内有数の酒どころ・伏見で380年近い歴史を誇る老舗。伝統を重んじる気風もうかがえるが、日本酒業界の常識を覆すような酒造りに挑み、加熱処理(火入れ)を行っていない「生酒(なまざけ)」をはじめ、2019年に大吟醸の香りと味わいをイメージした日本酒テイスト飲料(ノンアルコール日本酒) 「スペシャルフリー」、2020年には桃の香りがする数量限定の日本酒「Momoka(ももか)」を発売している。
「温めてもおいしい」シリーズは、温めてさらにおいしさが際立つよう、甘味やスパイスを効かせたテイストに。温めて飲むことはもちろん、冷やして、ロックや炭酸割りなどにもアレンジできるのが特徴。
【温めてもおいしい甘口レモン】
レモン特有の酸味のなかに、とろりとした甘味が混ざったレモネードのような甘酸っぱいお酒。温めるとレモンの風味が深まり、甘味と酸味がバランスよく調和する。温めた「甘口レモン」にハチミツをプラスすると、お好みの甘さに調節できる。またチーズクリームを添えると、レモンが香るレアチーズケーキのような味わいに。バニラアイスに「甘口レモン」を掛けたアフォガート風、アイスを浮かべたフロート風のアレンジもおすすめ。