「お菓子のデパート よしや」を展開する株式会社吉寿屋(本社:大阪府摂津市)は、新型コロナウィルス拡大の影響で苦難を強いられている企業や学生とともに「なにわ元気にするでープロジェクト」を立ち上げた。その第1弾として「マスクホルダー&個別包装マスク3枚入りマスクホルダー『マスクDEおみや』(1個300円・税別)」を、今年10月中旬から販売を開始し、話題を呼んでいる。
この“おもしろアイデア”の商品は、アルミ素材で、中味のマスクを使い切ると開封口をチャックで留めることができ、「マスクケース」として再利用が可能。売り上げの一部は「国境なき医師団」「あしなが育英会」に寄付される。
このプロジェクトは、発足当初、23社の企業、15人の関西を中心とした大学生が参加。オンライン会議で熱心に商品の開発会議を定期的に行った結果、製品化された。協力企業はその後も増え続け、お菓子メーカーだけでなく大阪のホテルチェーン、老舗有名チェーン喫茶店、DMMかりゆし水族館(チンアナゴのキャラクター)、プロバスケットボールチームの大阪エヴェッサとのコラボレーションも決定しており、現在は31社が参画している。またJR西日本の新大阪駅・大阪駅・森ノ宮駅・姫路駅・尼崎駅にあるブックスタジオ・ブックスキヨスク各店でも販売を開始。さらなる盛り上がりに期待が高まる。なお、本プロジェクトとは別で阪神タイガースのマスクホルダーも販売中だ。
株式会社吉寿屋代表取締役社長の神吉一寿さんと同社長室広報宣伝部室長の布谷真侑未さんが、ラジオ関西『週明けクマちゃんねる』に出演し、このプロジェクトに関してのエピソードを語った。
マスクケース開発については、「最初はキャラクターを使用しようかと思っていたが、いろいろ難しく、お客さまに馴染みの深い商品のパッケージを使った」と明かしたうえで、「(この商品を通じて)『笑顔』になってもらいたい。このプロジェクトに共感してもらった企業1社1社に感謝するとともに、一緒にコロナ危機を乗り切りたい」と想いを語った。
このマスクケースの実物と大量の本物のお菓子が出演者やスタッフにプレゼントされたなか、以前テレビの取材で神吉社長と顔見知りだったパーソナリティーのクマガイタツロウとのトークも大いに盛り上がった。同社の「社内トイレが本当にきれいに清掃が行き届いている(社長自ら掃除)」「工場内は走る」など気持ちのいい社風も紹介された。
お菓子のデパート よしや(吉寿屋) 公式ホームページ
https://www.okashi.jp/