宝塚歌劇団星組の天華えまが、3月22日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、宝塚大劇場で公演中の『ロミオとジュリエット』について、稽古中の裏話を語った。
天華は今回、「死」とマーキューシオを役替わりで演じているが、実は「死」は『ロミオとジュリエット』の中で最も憧れの役だったという。
「長年バレエをやっていたので、宝塚にいる間に一度ダンスだけで表現する役に挑戦したいと思っていた。今回それがかなって幸せ」とコメント。一方で役作りでは苦労したようで、「憧れの役だからこそ、自分なんかが……という気持ちが強かった。ロミオを翻弄しないといけないのに『あんたが迷ってどうするの』と、毎日先生からダメ出しされ、頭を打たれ、心を折られ、次の日には復活して戻ってくるという繰り返し。あと1年お稽古期間が欲しいと思った。それでも小池(修一郎)先生がめげずに言い続けてくれ、荒通しの日にはじめて褒めてもらえた。そのおかげで今、ようやくなんとか形になっている」と、奮闘した稽古の様子を語った。
番組後半ではカツラに関するエピソードを紹介。「小池先生が突然、『天華は髪を立てなさい!』と言って、舞台稽古で決まった。マーキューシオも立てようと思っていたので、変えなくてはとなって刈り上げることにし、目立つようにラインも入れた」と、裏話を明かした。
マーキューシオ役もアグレッシブに演じている天華が出演する星組宝塚劇場公演は、3月29日まで上演予定。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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