社名は甲南キッチン、中身はITサービス開発 ホテルのテレビを効率化 電話のクラウド化も実現 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

社名は甲南キッチン、中身はITサービス開発 ホテルのテレビを効率化 電話のクラウド化も実現

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 ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西)。3月30日の放送回では、合同会社甲南キッチン(本社:神戸市東灘区住吉本町)を訪問し、代表社員の砂田祥平さんに、同社の取り組みを聞いた。

合同会社甲南キッチン 代表社員の砂田祥平さん(左)
合同会社甲南キッチン 代表社員の砂田祥平さん(左)

 社名から食が連想されるが、実際はITコンサルティングをはじめ、ITを中心としたサービス開発を行う、甲南キッチン。メインのサービスとしては、「テレビを使ったホテルの客室向けのシステムを開発している」。

 具体的にはホテルのテレビ内にある「インフォメーション」システムの構築。ただし、従来であれば客室のテレビを通じたルームサービスなどは、VODをはじめとする外部機器が使われていたが、同社ではそういった外部機器の機能をすべてテレビに入れこみ、テレビ単体ですべてできるようなシステムを整えた。

 もともとは、とあるホテルからの相談で、「客室のテレビをより良いものにするために何かないか」という話があったそう。

「技術者として、ある製品が100パーセント魅力を引き出されている状態が良いなと思っているのですが、ホテルのテレビはすごく制限されていて、もともと使える機能がほとんど使えない状態が多い。相談を受けたとき、『この製品(同社の構築したシステム)なら魅力を引き出せるんじゃないか』というのがありました」

 その当時はインバウンド需要も高く、「VODなどの外部機器はインバウンドには向いていない」とも思ったそう。テレビ自体にいろいろな機能が備わっているようにして、それ以外(付属品が)何もいらないといった形にすればいいのではないかと提案したところ、ホテル側がそのテレビを採用。今のシステム開発のキッカケとなったという。

 また、電話のクラウド化にも取り組む同社。本来、会社の内線は基本的にデスクと紐づいているが、クラウド化することで、スマホで内線がとれるようになるという。「どこにいても会社にかかってきた電話を取ることができ、また(スマホからの経由で)会社の電話を使ってかけることができます。(コロナ禍で)リモートワークが中心となっている今は、『大変役立っている』と、お客様からも好評です」。

「幸いなことに、昨年延期になっていたプロジェクトが再開している。そういったホテルの案件を行うとともに、リモートワーク向けの新しいサービスにも取り組んでいますので、そういったところで売上拡大を目指したい」と、砂田さんは今後への意欲をみせていた。


※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年3月30日放送回より

◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』アーカイブ記事
◆『こうべしんきん三上公也の企業訪問』番組ブログ


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2021年3月30日放送回 音声

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「こうべしんきん三上公也の企業訪問」(『三上公也の朝は恋人』内) | ラジオ関西 | 2021/03/30/火 09:00-10:00

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