今年は4月6日から15日までの10日間、展開されている「春の全国交通安全運動」。そのなかで、「交通事故死ゼロを目指す日」として指定された4月10日、「全席シートベルト着用啓発キャンペーン」が、新名神高速道路(下り)の宝塚サービスエリアで実施された。
これは、兵庫県警察本部高速道路交通警察隊、宝塚警察署とともに、兵庫県交通安全協会、兵庫県高速道路交通安全協議会、阪急バス大阪営業所、NEXCO西日本、JAFが協同して行われたもの。
高速道路(高速自動車国道)や自動車専用道路などでは、シートベルト非着用により、車外に投げ出されて死亡するケースが後を絶たないという。兵庫県警によると、昨年の兵庫県の交通死亡事故死者数は110人で、高速道路において車外放出の事故で5人が亡くなっている。
同キャンペーンでは、兵庫県警察本部高速道路交通警察隊・河本博幸隊長が「大切な命を守るために、シートベルト、チャイルドシートの着用をお願いします」と挨拶。サービスエリア利用者に、交通安全花の種をはじめとする啓発グッズなどを配布し、全席シートベルト着用の重要性を呼びかけた。
またキャンペーン会場には、白バイ、パトカー、高速バスの写真撮影コーナーや、シートベルト着用衝突体験ができるシートベルトコンビンサーのコーナーも開設。訪れた人々は、交通安全を守る重要性を再認識していた。