JR尼崎駅前で17日、男性が男にコンクリートブロックで殴打され死亡した事件で、男性が少なくとも3回、顔や頭などに強い衝撃を受けたとみられることが兵庫県警への取材でわかった。逃走した男が強い殺意を持っていたとみられる。
死亡したのは尼崎市に住む介護施設経営の男性(70)。
司法解剖で男性の頭の骨が粉々に砕けていたことがわかり、死因は強い衝撃を受けた外傷性くも膜下出血と判明。
捜査関係者によると、男性の腕などには抵抗した際にできる防御創という傷もなかった。暴行を受けて意識を失い、男は倒れた男性に馬乗りになり頭部を狙ってブロックで殴りつけたとみられる。
男は40代ぐらいで、身長約170センチの中肉。現場から歩いて北側に逃走したという。