新鮮なナッツ類を使った本格スイーツを味わえるカフェ「NUTS LAB(ナッツ・ラボ)」が4月26日、オープンした。ナッツ製造業の有馬芳香堂(本社:兵庫県加古郡)の商品開発研究所を併設しているほか、同店でワークショップやイベントを開くことで、食を通した交流の場としての役割を担う。緊急事態宣言下での開店となったが、運営する同社の担当者は、「地元の方を中心に、若い方からの反響も大きい」と手ごたえを口にする。
店で使用するナッツは、工場から直送されたもの。シュー生地の上にナッツを乗せた「木の実シュー」は、店内提供のみ。豆の新鮮さを引き出すため、注文後にナッツペーストを注入するという。サクッとした食感だが、中の生地はモチモチとしており、乗せられたナッツがアクセントとなる。味わいは5種類で、独特の風味を楽しめる。
テイクアウトもできるパフェ「木実氷(きみか)」は、季節ごとにフルーツやトッピングが変わる。様々な大きさ・形状・食感のナッツやドライフルーツチップスを使用。ナッツのほのかな塩味と、クリームやソースの甘みは心地よく合う。ドリンクの提供もあり、コーヒーやラテなどのドリンクとともに、スイーツを楽しめる。
手土産には、モナカ生地の中にメレンゲとナッツを挟み、マカロンのように仕上げた「モナロン」や、同店の新鮮なナッツを収めた5種類の「NATS LAB FRAVOR」といったメニューが用意されている。
同店は、20代~30代の女性を中心に、幅広い客層をターゲットにする。店のコンセプトである「“否”常識でワクワクのケミストリーを生み出し続ける」から連想し、「変化し続ける様子」を表現した六角形を、ロゴデザインのみならず、天井やテーブルなどの内装に多用。SNSでの拡散を狙い、シンプルで洗練された雰囲気を重視した。また、スタッフのユニホーム製作などでは地元の企業と連携した。
店舗のある場所は、40年前に同社の工場があった「創業の地」。有馬康人・取締役(35)は、「我々にとって思い入れが深い場所。地元に愛される店になることはもちろん、神戸以外からも人を呼び込み、食を通してまちをにぎわせたい」と意気込む。
■「NUTS LAB(ナッツ・ラボ)」
〒652-0047 兵庫県神戸市兵庫区下沢通7丁目1-2 ナッツテラス1階 ※駐車スペースあり(7台)
営業時間:午前10時~午後6時(L.O.午後5時30分)、月曜定休(祝日除く)※変更の場合は以下のSNSアカウントで告知
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