宝塚歌劇団花組の永久輝せあが、5月3日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、宝塚大劇場で公演中の『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』について、役へのこだわりや、緊急事態宣言により公演中止を余儀なくされた心境を語った。
今回のお芝居で永久輝が演じているのはブルートゥス。番組パーソナリティーの小山乃里子から「香盤を見たときの気持ちは?」と聞かれると、「ファン時代に『暁のローマ』という作品をよく見ていたので、『瀬奈じゅんさんの役だ!』と思ってうれしかった」とコメント。
役作りについては、「物語の半ばくらいで命を落としてしまうけれど、その中でブルートゥスとして爪痕を残さないと物語が進んでいかないので、熱量を出すことを意識している」と語った。
ショーの話では、今回、永久輝がエトワールを務めている話題に。「パレードという場面が大好きなので、その最初を担わせてもらっているのは責任重大だけど幸せ。暗いところからライトがついて、これから始まるぞという雰囲気が素晴らしい」と喜びを表現した。
初日が開けてから約3週間。緊急事態宣言により宝塚歌劇は4月26日以降、公演中止となっている。これについて永久輝は「正直、今回はいつ中止になるかわからないなかで、今日が最後になるかもしれないと、毎日覚悟しながらやっていた」と思いを吐露。そのうえで、「卒業生のことを思うと心苦しいが、公演が再開したらもっとエネルギーを出したいので楽しみにしてほしい」と前を向いた。
なお、花組宝塚大劇場公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』は、千秋楽の5月10日、無観客でのライブ配信が予定されている。
【花組 宝塚大劇場公演『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』千秋楽 ライブ中継・ライブ配信の実施について(宝塚歌劇 公式HPより)】
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