兵庫県は19日、5月23~24日に予定している東京五輪・聖火リレーについての詳細を発表した。1日目は姫路城(姫路市)、2日目は篠山城跡(丹波篠山市)が会場となるが、姫路会場ではランナーが走行してのリレーを断念し、「トーチキス」の方式を採る。「トーチキス」は順番に舞台に登壇して前の走者から聖火をもらい、次の走者に引き継ぐスタイル。
丹波篠山会場では、聖火を持ったランナーが1人あたり20m程度を走り、コースを周回する。
聖火リレー・兵庫県実行委員会は、姫路会場でランナーの走行を断念した理由について、ランナーの前を走る車両が桜の木に当たって走れないことや、「3密」回避のために閉門後の実施となることから、長時間の開催ができないことを挙げた。2日間で180人のランナーが参加する予定で、無観客開催だが、ランナーの関係者1~2人のみが会場に入れるよう調整しているという。