兵庫県は24日、新型コロナウイルスに感染していた8人が死亡し、新たに86人が感染したと発表した。井戸敏三知事は定例会見で、5月31日までとなっている緊急事態宣言について「前回の解除を要請した▼基準10万人あたり10人以下▼重症病床使用率50%以下が1週間続く という状況にはほど遠い。大阪・京都の知事との意見交換もしていない中、解除を要請するわけにいかない」と述べた。兵庫・大阪で病床の使用率が依然ひっ迫する中、関西3府県の知事は今週半ばにも解除の可否を協議する。
新規感染者が100人を下回るのは、神戸市・尼崎市・⻄宮市・芦屋市に「まん延防止等重点措置」が適用された4月5日(87人)以来。井戸知事は「減少傾向にあると考えるが、これをしっかり続けていけるよう、県民の皆さんには責任ある行動を引き続きお願いしたい」とした。