「いつも以上に全力投球で素晴らしい音を」 兵庫・豊岡で「おんぷの祭典」開幕 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「いつも以上に全力投球で素晴らしい音を」 兵庫・豊岡で「おんぷの祭典」開幕

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 兵庫県豊岡市で「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭・おんぷの祭典」が6月1日に開幕した。

「おんぷの祭典」は「世界で活躍する音楽家と触れ合う機会を通じて、子どもたちが豊岡にいながらにして世界とつながることができる」をテーマに、2014年にスタート。7回目となる今年は生誕250周年のベートーヴェンをテーマに、国内外で活躍する音楽家を豊岡に招いて、子どもたちだけでなく大人も一緒に楽しめるプログラムを準備した。昨年は新型コロナ感染症の影響で中止となったが、今年は新型コロナウイルス感染症対策の基本方針・ガイドラインを策定して開催される。

 5日(土)までの5日間、豊岡市立交流センター・豊岡稽古堂で連日「イブニングコンサート」が各日2回(午後6時からの部と、午後7時15分からの部)開催される。また、市内各地で無料の「街角コンサート」が計8回、実施されるほか、「子どもたちのためのコンサート」や「学校コンサート」も開かれる。最終日の6日(日)には豊岡市民会館で「ファイナルコンサート」などがおこなわれる。

(写真①)
芸術文化観光専門職大学での「街角コンサート」

 1日(火)の午後2時から豊岡市の芸術文化観光専門職大学で開かれた「街角コンサート」では、木管アンサンブル「こうのとりクインテット」が「サウンド・オブ・ミュージック」などのポップスや日本の童謡などを披露。集まった約200人の市民を楽しませた。

(写真②・③)
演奏する「こうのとりクインテット」

 また、人気が集まり急遽各日2回公演となった「イブニングコンサート」の初日は、バイオリニストの中沢きみ子さんとピアニストの碓井俊樹さんが、ベートーヴェンのバイオリンソナタ「春」やサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」などを演奏。ソーシャルディスタンスを確保した客席から大きな拍手を受けていた。

(写真④・⑤)
中沢きみ子さんと碓井俊樹さん

「おんぷの祭典」の音楽監督も務める碓井さんは「昨年は中止になってしまい、演奏家の『音楽をお届けしたい』という気持ちが2年分溜まっているので、いつも以上に全力投球で素晴らしい音が聞けると思う。ぜひ聴きに来ていただきたい」と話していた。

「おんぷの祭典」の詳細は公式ホームページ(https://onpunosaiten.com/)に掲載されている。また、イブニングコンサートの当日券は午後7時15分からの回のみ販売される(先着順)。問い合わせは、豊岡市役所生涯学習課(0796-23-0341)まで。(FMジャングル)


【おんぷの祭典 公式HP】

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