サッカー・J1のヴィッセル神戸は29日、MF安井拓也選手(22)がJ2に所属するFC町田ゼルビアへ完全移籍することに決まったと発表した。
安井選手は1998年生まれ、地元・兵庫県加古郡の出身。2011年、中学時代からヴィッセルの育成組織で研鑽を積み、2017年にトップチームへ昇格。主に中盤の要、ボランチとして、豊富な運動量をいかしながら献身的なプレーを特長に持つ22歳は、相手の攻撃の芽を摘み取りつつ、その推進力をいかして攻撃陣をサポート。アンドレス・イニエスタ選手、セルジ・サンペール選手、山口蛍選手ら経験豊富な選手たちがいるヴィッセルのなかで、プレースキルを伸ばしてきた。
ここまでJ1で41試合1得点、Jリーグルヴァンカップ戦18試合、天皇杯9試合3得点、昨年のACLでも7試合に出場。クラブ初の天皇杯制覇などにも貢献したが、今季はJ1で5試合の出場にとどまり、リーグカップ戦(6試合出場)が主戦場となっていた。
安井選手は「この夏、FC町田ゼルビアに移籍することになりました。アカデミー時代からお世話になりました。スタンドから見える僕のユニホームやフラッグとてもうれしかったです。ありがとうございました。アカデミー時代からいただいた皆様の声援は忘れません。新天地でも頑張ってきます」と、ヴィッセルを通じてコメントしている。