兵庫県と神戸市は8日、新たに計13人がデルタ株に感染したと発表した。県内でデルタ株に感染した人は計54人(うち神戸市15人)になった。
県は6月21~27日の1週間で、新たに6人がデルタ株に感染したと発表。うち5人は、クラスター(感染者集団)が発生している加東健康福祉事務所管内の工場に勤める従業員(20代女性が4人、30代女性が1人)。同工場の関係者でデルタ株に感染した人はあわせて15人になった。ほかの1人は居住地など非公表の女性で、感染経路はわかっていない。
また神戸市は6月28日~7月4日に7人が陽性となったと発表。久元喜造市長は会見で、「新規に感染した66人のうち7人がデルタ株。あくまで数字上の判断だが、東京などでは感染が広がっている一方で、神戸の広がりは相対的に少ない印象だ」と述べた。