インターネットの世界は“匿名”だから本音を言いやすいのでしょうか? なぜ人は、ネットの世界だと心が解放されたように自然になれるのでしょうか? リアルとファンタジーの絶妙なマリアージュ。内気な田舎の女子高生が現実と仮想世界を行き来する『竜とそばかすの姫』が7月16日(金)、全国東宝系で公開です。
主人公は、高知の自然豊かな田舎に住む17歳の女子高校生・すず。シャイで自分に自信が持てない彼女は幼い頃に母親を亡くし、父親と2人で暮らしています。母と一緒に歌うことが大好きだったのですが、その死をきっかけに歌えなくなり、父との関係にも溝ができています。
ある日、親友に誘われて、全世界で50億人が登録するインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することになります。<U>では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作って、まったく別の人生を生きることができるそうです。しかもボディシェアリング機能で隠れた能力が引き出され、常に本人の生体情報と連動しています。
「ようこそ、<U>の世界へ」
歌えないはずのすずですが、<U>の中では「ベル」と名付けたAsとして自然と歌うことができました。聴く人が“自分のために歌ってくれている”と感じる、魅力的で不思議な歌声です。ベルの歌は瞬く間に話題となり、美貌を持つ歌姫として世界中の人気者になります。
「誰しもが皆、秘密を抱えている」
「これは、私だけの秘密」
ベルのコンサートの日。世界中で数億人が見つめています。