【就活・先輩社会人に聞く】「『自分で作った』実感を持てる」会社へ転職 大事なのはものづくりへの熱意 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【就活・先輩社会人に聞く】「『自分で作った』実感を持てる」会社へ転職 大事なのはものづくりへの熱意

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 社会人として活躍する先輩たちは、いったいどんな就職活動を経験し、今日に至るのか。先輩社会人ロールモデルが、ラジオ番組でその実体験を語った。

 ラジオ関西『就活応援番組 ネイビーズアフロのレディGO! HYOGO』7月16日の放送では、先輩社会人ロールモデルや就活中の学生をゲストに迎える「就活レディGO!」のコーナーに、梱包サービス・物流資材販売を手掛ける丸一興業株式会社の松坂絵里香さんと大山崇寛さんが登場。番組パーソナリティーのネイビーズアフロ(みながわ、はじり)と津田明日香アナウンサー(ラジオ関西)を交えて、就活トークを展開した。

 1960(昭和35)年設立の丸一興業は、ものづくりのまちといわれる尼崎市で60年以上に渡って、輸出用梱包木箱、強化段ボール箱の製造を行ってきた。そのなかで硬質ミルダンという、牛乳パックやお酒のパックなどの古紙を再利用して段ボールに作り直した素材を使って、展示会などで使用できる展示台などの什器(器具)やバックパネル、店舗でも使用できるような卓上の展示台などを主に製造している。

 松坂さんは別の会社を経て、転職で丸一興業に就職。硬質ミルダンを扱う部署、「ボルダ事業部デザイングループ」に所属にしている。硬質ミルダン製品の製図を描いたり、顧客からもらったデザインを展示台に印刷する業務、そして新商品の開発も行っている。

丸一興業株式会社の松坂絵里香さんと大山崇寛さん

 大学では芸術学部情報デザイン学科に在籍。平面のデザインを学ぶなか、立体のデザインに興味を抱き、その分野で就職活動を進めた松坂さん。しかし、就職活動を行っていたのは就職氷河期と言われる2011年。周りの友人もなかなか内定をもらえず、50社以上受けることが当たり前で、自身も内定が出たのが4年生のときの10月と苦労した。ただ、最初に就職したお菓子のパッケージなどの紙箱を制作する会社では、仕事を進めるなか、新たな思いが芽生えたという。

「そこではできあがったものを製造することが主な業務で、新しいものを生み出すことが少なく、最終的にどのように使用されているのか、ゴールがあまりわからない状態だった。そのため、もっと『自分で作った』と実感できたり、もっと大きいものを作りたかった」

 その思いで転職を決意し、転職サイトを利用して丸一興業の門を叩くことに。

「硬質ミルダンという初めて扱う素材を使っていることも魅力だったし、設計から印刷、加工まで同じ場所で行っているので、自分が作ったものがどうやって商品となって出荷されているのか、すべて見えるので面白い」。入社後、部署が変わったときも、ほかの工程の様子がわかり、業務に幅が広がっていると話す。「もとは製造のチームにいて、いまは図面を描く仕事をしているが、今も製造の現場にいったり、逆にやっていたことで、『こう加工してもらえたら助かります』というお話しができる」。


【『ネイビーズアフロのレディGO!HYOGO』番組公式Twitter】
【「ひょうごで働こう!マッチングサイト」】




【放送音声】

 

 

 

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