『斎藤流』新・兵庫県政を推進、初の定例会見「”事業仕分け”あり得る」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

『斎藤流』新・兵庫県政を推進、初の定例会見「”事業仕分け”あり得る」

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 8月1日付で就任した斎藤元彦・新兵庫県知事が2日、就任会見で「20年ぶりの知事交代、斎藤流の新しい県政を推進すると決意を述べた。また、公約の実現などにスピーディーに対応するため、「新県政推進室(仮称)」を新たに設けることも明らかにした。

初の定例会見「20年ぶりの知事交代、『斎藤流』の新県政推進を」<2021年8月2日午後・兵庫県庁>
初の定例会見「20年ぶりの知事交代、『斎藤流』の新県政推進を」<2021年8月2日午後・兵庫県庁>

 斎藤知事は来週初め(8月9日以降)にも、知事直轄の組織として「新県政推進室」を設置すると発表した。室長など8人規模の体制で、稼働する予定。室長には現中播磨県民センター長の小橋浩一(こばし・ひろかず)氏を充てる。小橋氏とは斎藤知事が宮城県(財政課長として)出向時に交流があったという。

 斎藤知事は推進室について「(兵庫県で)新知事の誕生は20年ぶりで、これまでの流れとは違う県政の転換点を迎えている。選挙戦では『新しい兵庫に変えてほしい 』という声が大きかった。守るべきところは守り、変えるところは変える。その推進力になる司令塔のような役割」と説明した。 行財政改革、新県政のキーとなるもの、20年ぶりの知事交代、斎藤流の県政を推進するには、やはり知事直轄にするべきだと思いを述べた。具体的には来年度の予算編成までに、これまで県が行ってきた事業を検証、スリム化するのか継続するのかなど、事実上の”事業仕分け”を行う。

知事室で書類に目を通す斎藤知事<2021年8月2日午後・兵庫県庁>
知事室で書類に目を通す斎藤知事<2021年8月2日午後・兵庫県庁>

 そして「推進室の設置は、県庁内で対立やハレーションをを生むのではなく、司令塔として職員と一緒に県政を前に進めるため」と強調、「県政を変えてほしいという声は県内全域で大きい。兵庫には都市部と過疎地とが混在する特異性がある。その中で守るべきものは守り、変えるべきものは変えるという、安定と改革のバランスを大事にしたい」との理想を掲げた。


 

 今後の動きとしては全部局での課題を把握、来年度(2022年度)の当初予算編成までには、何らかの形で事業の見直しを含めて精査するとした。

斎藤知事「兵庫県民と一緒になって全身全霊で 身近な存在で」県政への思い語る<2021年8月2日午後・兵庫県庁>
斎藤知事「兵庫県民と一緒になって全身全霊で 身近な存在で」県政への思い語る<2021年8月2日午後・兵庫県庁>

 この日は、議会にも挨拶、「失敗を恐れずあらゆることに挑戦したい。県民と一緒になって全身全霊で進めていく」と決意を示した。また県民に向けては、コロナの収束状況によるが、自身が各市町に滞在、地域住民らと座談会をする「ワーケーション知事室」を設置、身近な存在となり、地域の課題を県政に生かしたいと抱負を語った。

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