「豊岡演劇祭2021」が、9月9日(木)から9月20日(月・祝)まで開催される。
今年度の豊岡演劇祭は、兵庫県豊岡市内だけでなく、近隣の養父市や香美町にエリアを拡大。公式プログラムとして13団体15演目が行なわれるほか、フリンジプログラムとして応募のあった125団体から選考された、約35団体が参加する。
「まちのそこかしこに演劇がある。演劇と日常の境界線さえもよく分からない」とうたう演劇祭では、舞台演劇をはじめとして、舞踏や伝統芸能など数々のパフォーマンスが繰り広げられるほか、ナイトマーケットなどの様々なイベントも予定されている。
豊岡演劇祭のフェスティバルディレクターは、今年も劇作家・演出家の平田オリザさん(豊岡市在住)が担当。昨年は豊岡市長が務めた実行委員会会長は民間に委ねられ、豊岡ツーリズム協議会の高宮浩之会長が就任した。総合プロデューサーは相馬千秋氏(アートプロデューサー)が務める。
今年4月に豊岡市に開学し、平田さんが学長を務める芸術文化観光専門職大学の学生らも、実習として演劇祭の運営にあたる。学生の一部は、豊岡演劇祭の情報を発信するLINE公式アカウントに対応したWEBサイト「もっと知りたい!豊岡演劇祭」にも市民ライターとして参加。「アートや観光に関心がある方はもちろん、そうでない方にも豊岡市民が取り組む『豊岡演劇祭』のことを知ってほしい。このサイトでしか見られない演劇祭の舞台裏や演劇こばなし、地元の人も知らないような隠れた街の情報などをお届けしていきたい」と意気込んでいる。
豊岡演劇祭のチケットは現在発売中。プログラム等の詳細については豊岡演劇祭2021公式サイトで確認できる。(FMジャングル)