この夏、神戸エリアで、「リアリティを追求しリタイアする人が続出」「襲い来る恐怖に耐えるしかない」という“最恐”のお化け屋敷スポットが出現している。
■廃ホテルが舞台『きもだメッセ 神戸』
神戸市北区で開催されているのは、『きもだメッセ 神戸』。
<ストーリー>
【2021年の初夏、都市伝説を追っていた4人のYouTuberが六甲山麓の廃ホテルで消息を絶った。その数日後、あなたの手元に一通の奇怪なメールが届き、その瞬間から現実と幻想が少しずつ重なり合う。メールの送り主は「神戸躯の会」。そこには簡単な挨拶文と注意喚起、そして意味深な動画が無造作に添付されていた――】
今回で2回目となる同イベントだが、昨年、滋賀県彦根市で開催した際には参加者から「叫びすぎて、のどが渇いた」「怖すぎて五感すべてがなんか痛い」というコメントが寄せられ、リタイアする人も続出したそうだ。
今回は、神戸市北区六甲で実際に営業していた廃ホテルが舞台。参加者の移動コースや恐ろしい仕掛けなど人の手が加わっている部分もあるが、ほとんど廃墟になった時のまま建物を使用している。そのため空調がきいておらず、ジメジメした空気や廃墟特有の不気味さを味わえるだろう。
担当者によると「『きもだメッセ』では、幽霊が脅かしてくるというわけではありません。暗い廃ホテルの館内に潜んだ殺人鬼が追いかけてくるという“逃亡型”ホラーアトラクションになっています。日常に近い、非日常感のある怖さを体験できます」とのこと。