新たなシンボルアート登場 震災復興とともに歩むまち「HAT神戸」 アートと海を感じられる「神戸らしさ」あふれる場所に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

新たなシンボルアート登場 震災復興とともに歩むまち「HAT神戸」 アートと海を感じられる「神戸らしさ」あふれる場所に

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 この夏、神戸市中央区のHAT神戸にある「なぎさ公園」に、新たなシンボルアートとなる作品が登場した。神戸市では都心・ウォーターフロントの一翼を担うエリアHAT神戸をさらに魅力あるエリアにするため、秋にも魅力のスポットを創出する予定だ。

 HAT神戸は、阪神・淡路大震災からの復興を目指すシンボルプロジェクトとして1998(平成10)年にまちびらきした。震災復興公営住宅や、人と防災未来センター、兵庫県立美術館などの国際・研究機関、文化・教育施設が立地している。

 そのHAT神戸周辺では、令和2(2020)年度より兵庫県と神戸市の連携により、「アートと海を感じるまちづくり」をテーマに、まちの整備が進められてきた。

 神戸の王子公園から兵庫県立美術館までの「ミュージアムロード」や、HAT神戸南側の「なぎさ公園」や「ハーバーウォーク」では、海に面したまちの中にいろいろなアート作品が野外展示され、芸術を身近に感じられる場所となっている。今年度、なぎさ公園内には新たなシンボルアート作品2体が登場。6月29日にはお披露目式も開催された。

 このたび登場した作品の1つは、海を背景に立つ、巨大なクマのオブジェ。三沢厚彦さんの「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」だ。

三沢厚彦さんの作品「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」

 三沢さんは日本の現代彫刻を代表する作家のひとりとして活躍し、動物をモチーフにした原寸大の彫刻作品「Animals」シリーズが有名。「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)」は、ブロンズ製の高さ約3.1メートルのクマで、基調とするゴールド系の体の色が、太陽や海のキラキラした光を表現している。また、左手は六甲山の傾きを、右手は海の水平線をイメージしており、右目には六甲山の緑、左目には空の青が映り込み、左右で異なる目の色をしている。ゴールド系の体の色など、これまでの三沢さんの作品にはない、神戸市オリジナルの仕様となっている。

 もうひ1つは、国内外で活躍する彫刻家、名和晃平さんによる滴(しずく)をイメージした彫刻作品「Ether(family)」(エーテルファミリー)。

名和晃平さんによる滴(しずく)をイメージした彫刻作品「Ether(family)」(エーテルファミリー)

 この作品は滴が地面に落ちて広がる様子を段階的に3Dモデル化し、上下反転させて積み重ねた彫刻作品で、水やエネルギーの循環と生命の永続性を象徴している。重力に抗い空に伸びる高さの異なる4つの彫刻が、復興した街を見守る家族のように互いに寄り添って立っている。


【HAT神戸をさらに洗練されたまちに~アートと海を感じるまちづくり~(神戸市 HPより)】

【『サンデー神戸』番組HP】



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サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2021/08/22/日 10:00-10:30

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