神戸市北区の路上で2日夜、親子が血を流して倒れているのが見つかった事件で、兵庫県警・神戸北署は7日、自宅で母親を殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で無職の次男(38)を逮捕した。「やっていない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2日午後8時~8時50分ごろ、自宅で母親(68)の首をひもで絞め、背中などを刃物で複数回刺して殺害しようとした疑い。男の首にも刃物による傷があり、神戸北署は無理心中を図った可能性もあるとみて詳しい経緯を調べる。
2日午後8時55分ごろ、2人が自宅近くの路上で血を流して倒れているのを近隣住民が見つけ、119番した。いずれも意識がない状態で病院に搬送されたが、翌日には意識を回復し、神戸北署が事情聴取していた。男と母親は2人暮らしで、自宅から凶器とみられる複数の刃物や血痕が見つかった。母親は「第三者の介入はない」という趣旨の説明をしているという。