永野芽郁主演、田中圭がやさしい父親、石原さとみが“やさしい悪女”を演じる、映画『そして、バトンは渡された』が10月29日(金)、全国公開です。
物語の始まりは、複雑な家庭環境の親子2組の暮らしを描くシーン。ふた家族の生活する様子が交互に展開します。
まず、血のつながらない父と娘。
高校生の優子。血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わりました。料理の上手な義理の父親と2人で生活しています。
優子は父親のことを森宮さんと呼びます。
「どうして森宮さんは再婚しないの?」
「そりゃ、優子ちゃんを嫁に出すまでは父親としての使命を全うしなきゃさ」
森宮さんは、子どもに栄養をつけさせるのは親の務め、として優子に毎日弁当を持たせています。優子は、将来の進路や友達との関係など不安や悩みを抱えています。卒業式の合唱でピアノ伴奏に選ばれて、ピアノの練習を重ねる日々を送っています。
もう1組は、血のつながらない母と娘。