岡山県の北東部に位置する勝央町は、金太郎のモデルとなった坂田金時の終焉の地としても有名。勝田郡の一部にあり、さらに町内には勝間田という場所がある。すべて並べると、「勝田郡勝央町勝間田」。まさに“勝・勝・勝”が並ぶ、縁起のいい、文字通りの“勝利の町”だ。
その勝央町が生む『勝ブランド』の1つに、「勝栗」がある。生産しているのは、「イースト・マスター秀地」の阿黒尋子さん。
栗の新品種「岡山甘栗」は、勝央町の岡山県農林水産総合センター森林研究所で、生まれて、現在800本の木があるが、小さなサイズのものは収穫されなかったという。そういった栗を利用できないかと、栗を乾燥させて「搗栗(かちぐり)」が作られた。
よく知られている栗の商品といえば“焼栗”“栗きんとん”などだが、“乾燥させた”「搗栗」を知っている人は年配の方がほとんど。阿黒さんも食べ方の説明などをする機会も多いという。
「イースト・マスター秀地」では、この「搗栗」に“勝”の字をあてて「勝栗」と名付け縁起物として販売している。食べ方としては、「勝栗」を1日水に浸して、ご飯と一緒に炊けばおいしく味わえる。一度乾燥させているため、うま味もギュッと詰まっているそうだ。
「勝栗」は、勝央町にある「おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジ」や、勝央サービスエリア下り線などで購入できるほか、電話で発送も受け付けている。問い合わせは、電話080-2882-1711、イースト・マスター秀地(ひでじ)まで。
※ラジオ関⻄『羽川英樹ハッスル!』2021年11⽉18⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より
【「勝栗」(勝田郡勝央町『勝ブランド』HPより)】