神戸市灘区の松蔭中学校・高等学校美術部が制作・出展し、神戸の六甲山周辺で行われている現代アートの祭典「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021」で「有馬温泉太閤の湯賞」を受賞したアート作品「愛を込めてひょうたんを~Come back青春~」。同校美術部員による作品アテンド解説と、ひょうたんに愛を込めるパフォーマンスが、11月20日(土)午後3時から午後5時まで、六甲山高山植物園で行われる。また、11月23日(火・祝)正午から午後3時まで有馬温泉のねね橋でも見ることができる。
「愛を込めてひょうたんを~Come back青春~」は、有馬温泉のねね橋に巨大ひょうたんが突き刺さるというもの。「紆余曲折を経て、青春の悩みと若さゆえの過ちから有馬を飛び出したひょうたんが、六甲山を漂流したのちに有馬に戻ってくる漂流ひょうたん青春記」としてここに完結するという、オリジナルの物語を描いている。
同校美術科の教諭・宮崎宏康さんによると、今年3月に作品の構想が始まった。
「コロナ休校日期間・部活動制限もありましたが、部員15人が一丸となって乗り越えました。今年特に猛暑・豪雨の目立った夏休みの期間を返上して学校の美術室に集まり、感染対策に気を配りつつ、(ひとりの感染者もなく)制作しました。できあがったときの生徒の喜びようは指導者として忘れられない思い出。この作品のたどった運命的な物語そのものです」
この作品を制作するにあたって、美術部員の生徒が有馬温泉を訪問。一般社団法人有馬温泉観光協会(協会長:金井啓修氏)の専務理事を務める弓削次郎さんの案内を受けた際、「有馬温泉名物の炭酸せんべいには7種類あり、それぞれ全部模様が違う」など、有馬温泉の秘密を教えてもらったという。そういった話が、「この作品誕生のヒントになりありがたかった」。宮崎さんのFacebookやInstagramでは、作品の制作秘話が公開されている。
また、美術部員は、「愛を込めてひょうたんを~Come back青春~」について、次のような解説を載せている。
【松蔭中学校・松蔭高等学校 公式HPより】
【松蔭中学校・松蔭高等学校 宮崎宏康教諭のFacebookより】
【松蔭中学校・松蔭高等学校 宮崎宏康教諭のInstagramより】