女子バレーボールのトップカテゴリー・Vリーグ1部のヴィクトリーナ姫路を運営する株式会社姫路ヴィクトリーナ(姫路市)が、2022年4月から社会人向けのビジネススクール『姫路スポーツマーケティング・ビジネススクール』を開講する。
2016年に“選手ゼロ、スポンサーがゼロ社”の状態からスタートした、ヴィクトリーナ。それでも、3年で5億円以上のスポンサーを獲得し、積極的なニュース配信や行政との関係強化を経て、プロバレーボールチームの強化を行ってきた。急成長を果たした結果、スタートから3年でV1へ昇格。2シーズン連続で残留を果たしたトップリーグで、現在は3シーズン目に挑んでいる。
一方、2021年5月からSDGsに取り組むことを宣言した姫路ヴィクトリーナは、姫路市に近い宍粟市で植樹活動「ヴィクトリーナの森」を実施する他、ジェンダー平等実現のため元日本代表で、草創期のヴィクトリーナで監督も務めた竹下佳江氏(現、取締役球団社長付エグゼクティブアドバイザー)による「女性活躍推進座談会」なども行っている。今回はそれらの活動の一環として、地域貢献や地域の活性化のため『姫路スポーツマーケティング・ビジネススクール』をスタートさせる。
『姫路スポーツマーケティング・ビジネススクール』では、男女20人ずつを募集し、講座の受講料は無料。同社がこれまで取り組んできたことや、マーケティング理論・実務をスクール形式で公開する。大手企業の重役や大学の学長、メディア関係者など外部からエグゼクティブスピーカーとして招くほか、設立からこれまでに作成した実際の資料などを使用し、次世代のベンチャーや新規事業立ち上げに役立つ講義を展開。2022年4月から平日夜間に行われ、9月に修了予定。竹下氏も、修了プレゼンテーション審査員の1人として参加するという。
スクールへの出願期間は、2022年2月1日から2月28日まで。詳細は、ヴィクトリーナ姫路の公式サイトに掲載される。