洗濯のプロ直伝“冬の洗濯のポイント” 部屋干しでもにおいが気にならない洗濯の仕方とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

洗濯のプロ直伝“冬の洗濯のポイント” 部屋干しでもにおいが気にならない洗濯の仕方とは

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 今のような寒い時期、洗濯物が乾きにくくて困りますよね。かといって部屋干しするとにおいが心配……“洗濯家”として活動する中村祐一さんに、冬の洗濯のポイントを教えてもらいました。

“洗濯家”中村祐一さんは、一年中部屋干しをしているそう。きちんと洗えていれば、部屋干しの方が断然良いというのが中村さんの持論だ
“洗濯家”中村祐一さんは、一年中部屋干しをしているそう。きちんと洗えていれば、部屋干しの方が断然良いというのが中村さんの持論だ

■においが気になってしまう部屋干し

 中村さんはなんと、年中、部屋干しをしているそう。部屋干しはにおいが気になるという人も多いですが、中村さんによるとにおいの原因は部屋干し自体にあるのではなく、ちゃんと汚れを落とせていないから。きちんと洗えていれば、部屋干しの方が断然良いというのが中村さんの持論。

「外に干すとなると天候に左右されますし、今のような寒い時期はなかなか乾かないですよね。ほこりや花粉で服が汚れたり、紫外線で焼けてしまったりもします。汚れをしっかり落とすことで嫌なにおいは防げますので、洗い方に気を付けてください」

部屋干しでもにおわないための秘策として、衣類の量、水の量、洗剤量の3つの量に気を付けましょう。今、多くの方は……
・衣類の量→詰め込みすぎ。
・水の量→洗濯機の自動の設定が少なすぎるために全然足りていない。
・洗剤量→多すぎる人や逆に少なすぎる人など、適正量になっていない人が多い。
という現状になっています。なので、これを、
・衣類量→詰め込みすぎない。縦型は最高でも衣類の量を7分目までに。ドラム式ならドラムの半分までに。衣類の量を調節する。
・水の量→縦型は洗濯機の自動の設定より、1~2段階水を増やす。ドラム式は水量の設定ができるものは「多め」「高め」に設定。
・洗剤量→上記の水量に合わせた洗剤の規定量をパッケージで確認してそれを守る。
これをきちんと合わせたうえで、柔軟剤を使うならすすぎは最低2回、できれば3回行う(ドラム式は水が少ないので「注水すすぎ」にする)。すすぎを1回だけにする場合、柔軟剤は入れない。

水の量は、洗濯機が自動的に測ってくれるものより一段階多くするのがポイント
水の量は、洗濯機が自動的に測ってくれるものより一段階多くするのがポイント
柔軟剤を使うならすすぎは最低2回、すすぎが1回だけなら柔軟剤は入れない
柔軟剤を使うならすすぎは最低2回、すすぎが1回だけなら柔軟剤は入れない

 そしてもう一点、洗濯後5時間を経過すると菌の増える速度が上がると言われているため、早く乾かすことも大事。洗濯物の干し方のポイントは、表面積を広げることだそうです。

「シャツはボタンを外し、襟を立てて表面積を広げてあげましょう。ズボンなら裏返してポケットの布を表に出せば早く乾かすことができます。干す際はアーチ状にすることを意識するといいですよ」

 空気の流れを作り出すことも早く乾かすコツの一つ。扇風機やサーキュレーターなどを使い、洗濯物に風を送りこむといいそう。水分が下がってくるので、洗濯物の下の部分に風を当てるとより効果的。

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