宝塚歌劇団月組の礼華はるが、2月7日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。1月31日に千秋楽を迎えた「ミュージカル・キネマ『今夜、ロマンス劇場で』」の新人公演で主役を演じたことへの思いや、東京宝塚劇場公演に向けた意気込みについて語った。
主人公の牧野健司を演じ、自身にとって2回目の新人公演主演を務めた礼華はる。前回とは時代背景や演じる人物像が大きく異なっていることもあり、最初は戸惑いや難しさを感じていたそう。そのようななか、本公演で同役を務めたトップスターの月城かなとが役柄を自然に演じる姿に触れ、「少しでも近づきたいなと思って、稽古場からずっと穴が開くくらいに(月城を)見て勉強させていただきました」と話し、トップスターの背中を追いかけながら努力を重ねる、礼華の誠実な人柄がうかがえた。
「新人公演がすごく光っていました」というパーソナリティーの小山乃里子の言葉には、「マスクをしていても、お客さまが一緒に楽しんでくださっていると感じました。舞台にいる自分が一番皆さんに楽しんでいただきたいという気持ちがあり、今回の公演ではそれがすごく感じられて。簡単な言葉なんですけど、本当に楽しかったです」とコメント。舞台に立つうえでの信念を大切にしながら、自身も心躍らせつつ演じたことが伝わってきた。
ショー『FULL SWING!』のフィナーレで使用されているのは、礼華が初めて宝塚歌劇を観た際にも使われていた思い入れのある楽曲なんだそう。当時と同じ振り付けの場面もあるそうで、「フィナーレ場面が大好き!」と声を弾ませた。
東京宝塚劇場での新人公演を3月10日に控え、まだまだ多くの課題があるという礼華。「健司は、あまりなさそうに見えて実は感情の起伏がある人。宝塚大劇場ではその起伏を大きな振り幅で演じることができなかったという思いがあるので、東京公演では、美雪さん(ヒロイン)への思いや、映画が大好きという気持ちの振り幅をより大きく出せたらと思います」と意気込みを語った。さらに、「元気に舞台をお届けできるように、自分自身も健康第一でがんばっていきますので、ぜひ楽しみに観に来ていただけたら」と、温かいメッセージを送った。
なお、月組東京宝塚劇場公演は2022年2月25日(金)〜3月27日(日)まで上演予定。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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