署員の新型コロナウイルス感染が判明した神戸西警察署で、新たに署員5人が感染していたことが10日、兵庫県警への取材でわかった。兵庫県警での感染者は神戸西警察署の7人と明石運転免許試験場の1人で、合わせて8人となった。署員5人はいずれも発熱症状があり、PCR検査を受けていた。
神戸西警察署では3月27日夜、感染した7人のうち3人が神戸市内で開かれた飲み会に参加していたことが判明。前日に人事異動が発令されたばかりで署長や副署長など幹部7人も参加して、新たな署員の歓迎会をしていたという。
兵庫県警は当初「飲み会などの会合はなかった」としていた。
■署長は「テレワーク」で
神戸西警察署では署長を含む署員120人をすでに自宅待機させている。署長に症状はなく、庁舎に隣接する署長公舎から電話などを通じて指揮に当たっているという。