みなと銀行と関西学院大学が連携協定 起業家の育成、大学の研究と県内企業のマッチングなどで協力 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

みなと銀行と関西学院大学が連携協定 起業家の育成、大学の研究と県内企業のマッチングなどで協力

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 起業家の育成や、大学の研究と県内企業のマッチングなどを主な目的とし、関西みらいフィナンシャルグループのみなと銀行(本店:神戸市中央区)と関西学院大学(西宮市)が1日、産学連携協定を結んだ。

 2021年度中に、起業を目指す学部生や卒業した起業家に向けた支援窓口を設置し、みなと銀行の行員が具体的な相談に乗る体制をととのえる。22年度には、県内企業を知ってもらうための講座を開く。全国的に見て転出超過が進む兵庫県で、大学生の地元離れを食い止め、県内就職を促すねらいがある。

(左から)みなと銀の服部博明会長と、関学大の村田治学長(1日午前=神戸市内)
(左から)みなと銀の服部博明会長と、関学大の村田治学長(1日午前=神戸市内)

 関西学院大学は21年4月、神戸三田キャンパスに理系の4学部を新設するなど、理系の人材育成に注力。みなと銀行の多岐にわたるネットワークを駆使し、両者は、大学の研究で生まれた種(シーズ)と、企業のニーズのマッチングに取り組み、新たな産業の創出をねらう。

 関西学院大学は、創立150周年となる2039年までに、大学の出身者による上場起業家を100人育てることを目標に掲げる。関西学院大学の村田治学長は、「アントレプレナー(企業家)やベンチャー企業の育成に期待する」と話し、みなと銀行の服部博明会長は「兵庫五国には経営資源、観光資源が多く眠っている。産学金が連携し、それらを掘り起こし、いかしていきたい」と意気込みを述べた。

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