「世界三大潮流」の1つ、徳島・鳴門海峡の渦潮 春に観潮のシーズン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「世界三大潮流」の1つ、徳島・鳴門海峡の渦潮 春に観潮のシーズン

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 徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間を流れる鳴門海峡で有名なのが、鳴門の渦潮(うずしお)。春と秋の大潮の頃には、直径20メートル、時速20キロメートルになるといわれる渦潮も観られ、とりわけ3月下旬から4月下旬は1年で最も良い観潮の時季とされている。

写真「渦潮と鳴門大橋(写真提供:徳島県大阪事務所)」
渦潮と鳴門大橋(写真提供:徳島県大阪事務所)

 イタリア半島先端のメッシーナ海峡、北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸の間のセイモア海峡とともに、「世界三大潮流」と呼ばれている、鳴門海峡。そこで生まれる渦潮を海上で間近に鑑賞できる観潮船は人気。また、大鳴門橋の橋桁部分には450メートルの長さで両側が網構造になっている遊歩道「渦の道」があり、海上45メートルからガラス板を通して見る渦潮も、吸い込まれそうな迫力を感じさせる。

「渦の道」と同じく鳴門公園内にある「大鳴門橋架橋記念館エディ」では、渦潮についての映像が流れるほか、疑似体験をすることも可能。屋上のパノラマ展望「High Up in the Sky」からは鳴門海峡や大鳴門橋も見渡せる(※修繕工事のため、2022年3月22日~27日は休止)。

写真「渦の道(写真提供:徳島県大阪事務所)」
渦の道(写真提供:徳島県大阪事務所)
写真「鳴門の渦潮と観潮船(写真提供:徳島県大阪事務所)」
鳴門の渦潮と観潮(写真提供:徳島県大阪事務所)

 一方、鳴門海峡は、ワカメや鯛などの海の幸にも恵まれている。特に、魚の王様と言われる特産の「鳴門鯛」は、鳴門海峡の速い流れの中で泳ぐため、身が引き締まって骨にコブができるほど。3月~4月が旬の時期といわれ、刺身の他、焼いたり煮つけにしたり、頭と皮から出汁をとってあら汁を作ったり、丸ごと焼いて米の上にのせて炊く「鯛めし」にするのも美味だ。

写真「鳴門鯛の姿造り(写真提供:徳島県大阪事務所)」
鳴門鯛の姿造り(写真提供:徳島県大阪事務所)
写真「鳴門鯛の鯛めし(写真提供:徳島県大阪事務所)」
鳴門鯛の鯛めし(写真提供:徳島県大阪事務所)

 渦潮や海の幸など、魅力が詰まった鳴門海峡。阪神間からのアクセスは、クルマの場合、神戸淡路鳴門自動車道経由で、大阪から約2時間半、神戸(三宮)から約1時間50分。それぞれ高速バスも出ている。


・渦の道 大鳴門架橋記念館エディ
・阿波ふうど(鳴門鯛)

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