1899年創業、ドイツのプレミアム家電「Miele(ミーレ)」。今年(2022年)は日本に上陸して30年になる。関西では神戸に続く直営店「Miele Experience Center 大阪(ミーレ・エクスペリエンス・センター大阪)」(大阪市中央区本町) が3月にオープンした。
「ミーレ(Miele)」といえば、日本では高級品で「とても手が届かない」という先入観を持たれているが、今、製品レパートリーの中で食器洗い機(食洗機)のニーズが非常に高いという。
3年目となる新型コロナウイルス禍で、室内重視の生活スタイルへ移行する、いわゆる『おうち時間』が大きく増え、家事での効率を考えるようになったのではないか、との見方もある。
こうした中での生活空間を考えるきっかけにと、実演型のワークショップが3月25、26日、オープンしたばかりのミーレ・エクスペリエンス・センター大阪で開かれた。参加者は家電を通して、コロナ禍での家事をはじめとする日常生活の質を考えた。
食洗機は大容量で、鍋もフライパンもそのまま収容できる。食洗終了時に少しドアが開き、庫内の湿気を逃がす。例えば夜に食器を洗浄、朝には完了、その時にドアが自動で開く仕組み。ミーレは1960年に、こうしたフロントオープン型の全自動食器洗い機を製作していた。茶碗の底(糸尻)などに少し水滴はあるが、最終すすぎの温度を利用して食器に熱を持たせる(余熱乾燥)で、食器を傷めにくいという。