元阪神・ロッテの鳥谷敬氏、プロ野球選手を目指す子どもたちへエール「必ず好きじゃなくなる瞬間が来る。でもそのときに…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元阪神・ロッテの鳥谷敬氏、プロ野球選手を目指す子どもたちへエール「必ず好きじゃなくなる瞬間が来る。でもそのときに…」

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 プロ野球の阪神やロッテで活躍し、昨年限りで現役を引退した鳥谷敬氏が、5月2日と9日にラジオ関西の番組『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』にゲスト出演。プライベートに関するエピソードなどを語るとともに、プロ野球を目指す子どもたちへメッセージを送った。

 林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』5月9日放送回では、鳥谷氏がリスナーから寄せられた様々な質問に回答した。

写真左から、田中大貴(フリーアナウンサー)、鳥谷敬氏、林歳彦氏(会社経営者・環境活動家) (写真:ラジオ関西)

 現役引退後の生活で「お子さんたちと、どんなことをしたいですか?」という質問メッセージを受けた鳥谷氏。「上の子と下の子は10歳くらい離れているので、一緒に同じことをするというのはなかなかできないですよね。でも、上の子も高校生になってそのうち相手してくれなくなるので、今のうちに皆でどこか行ったりはしたいですね」と、家族への思いを明かす。

 また、パーソナリティーを務める田中アナから「鳥谷家では子育てのときに何を大事にしていますか?」と尋ねられると、「なるべく自分で選択して、自分で責任を持って欲しいと(子どもには)言っています」と、鳥谷氏。「親がこうして欲しい、こうなって欲しい、というのではなく、子どもが自分で決めて自分で責任を持つようにして欲しいです」と、自立心を大事にしているそう。ちなみに、「2番目の子も今は野球をしていますが、小学生の頃まではラグビーをしてましたし、上の子はサッカーをしています。野球がどれだけ大変なスポーツか分かっていたので、なるべく野球には触れないようにしていましたね」と、野球のトップシーンで活躍する大変さを身をもって知る鳥谷氏は、子どもたちにあえて野球とは違うものに目を向けさせていたという。

 次に紹介されたのは「生まれ変わったら、野球以外でやりたいスポーツはありますか?」という質問。これに対して鳥谷氏は「サッカーです」と即答した。

「親父の影響で小さい頃ずっとサッカーをやってたんですけど、Jリーグが始まった頃にはもうガッツリ野球をしていたので……あともう少し早くJリーグが始まっていたら(野球かサッカー)どっちかという感じ。好きなほうであればサッカーになったと思うのですが、得意なのは野球だったので、野球を続けました」(鳥谷氏)

ラジオ番組に出演した鳥谷敬氏(写真:ラジオ関西)

 別のリスナーからは「心が折れそうなとき、どんなことを意識していましたか?」という質問も届いた。パーソナリティー陣も興味をもったこの話しについて「(現役時代は)毎日野球することになるので、朝、『(球場に)行くの嫌だな……』と思うことはありましたね」と明かす鳥谷氏。そんなときは「明日、野球ができなくなるとしたら?」と、自身に問いかけていたという。

「自分の弱い部分って、どうしても出てきてしまう瞬間があるんですが、そういうときは『明日、野球ができなくなるなら(今日の自分は)野球するか? しないか?』と問いかけるんです。そうしたら、だいたい『やる』という選択になるんですよね。そうやって毎日継続することを習慣付けていました。もちろん、調子が良くて『今日は早く練習に行きたいな!』という日もあるんですが。『今日は雨降ってるし、地面がぬれているし……』って、やらない選択をするために理由をつけちゃう日が、定期的にやって来るんですよね。そういう弱い自分が出て来たら『(明日、野球ができなくなっても)大丈夫か?』と自分に問いかけていました」(鳥谷氏)




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